昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

一二三『四十七大戦』その6(9巻感想続き)

この作品は擬人化した県
=「ゆる神」どうしの
能力バトルという

マンガ的な極端な設定で
描かれていますが

一皮むくと

気弱で自虐的で受け身だった
主人公が、突然過酷な状況に
巻き込まれる中で

自分の長所を生かし、
仲間を得て成長していく
王道の物語でもあります

それは他のゆる神も
同じで、彼らの関係性や
やり取りも見どころの一つ。

今巻冒頭では、勝って静岡を
傘下にした山梨さんが
自信が持てずに揺れます。

山梨「静岡がまた
どこにもいねえんだよ~~」

「まさかこの俺に
愛想をつかして……!?」

つき合い始めたはいいけど
ちょっとしたことで嫌われたと
不安になる面倒臭い彼氏の
ような……。

静岡「自信がないから
密着したがる
そこは格を上げて
もらわなきゃね」

「それが本当の
自己肯定(じしん)って
やつじゃん?」

静岡さん男前……!

この台詞を聞いた
神奈川さんは東京さんを
思い出すのですが

オチとして傘下に入った
高知さんが、東京さんの
オフィスでくつろぎまくる
姿が浮かぶのでした……。

ネットニュースで「鳥取
地位と権力と人口に目がくらんで
日々侵略を企んでいる」(意訳)

というデマが流れ、ゆる神
たちは半信半疑ながらも
警戒心を抱きます。

愛知さんが鳥取傘下に
収められた新潟さんの
心配をしていた頃

新潟さんは推しアイドルの
ライブ映像を鳥取さんに見せて
布教に成功していた……。

併合だの侵略だの言っても
このバトルは平和で
いいなぁ……。

愛知&岐阜コンビは

愛知さんを庇おうとした
岐阜さんに

愛知「いらないわ!勝手な
行動しないで!」

と、危険に晒したく
ないための言葉が
逆に傷つけることに。

敵側の攻撃で彼女が
消えたことに動揺し

愛知「待……お 
置いていかないで……!」

気の強いキャラからの
この台詞は萌えますね。

愛知さんの背中を
任せられるのは
岐阜さんだけ!

そして最強の切り札が……
アメリカっぽい(遠い目)

石川・富山さんコンビも
この戦いで改めて絆を
確認します。

普段無口な富山さん、
色々溜まっていたらしい……。

10巻感想はまた後日。