昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その7(5巻感想)

第5巻、本日発売です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

改めてあらすじ:

滅亡した北条家の生き残り、
8歳の時行は諏訪頼重
保護され、再起の時を
計っていた。

信濃守護、目玉おじさん
小笠原貞宗は時行の素性を
怪しみ、館に呼び出す……。

ここまでが前巻。

貞宗と差し向かいで
詰問される時行。

前もって頼重に教えられた
嘘の答えをよどみなく
話すが……。

部屋の中で問答するだけの
動きのないシーンを、イメージで
言葉を使った戦と印象付ける
演出が素晴らしい。

そしてシリアスが続いてからの

時行「ちょ……礼儀は!?」

8歳の子供にべったりくっつく
おっさん二人……。
ひどい絵面だ(褒め言葉)

亜也子の機転で邪魔をして
なんとか危機を脱します。

貞宗「ああも素直では
疑う方が野暮になるわ」

目玉おじさんはこれだから
憎めない……。

帰り道でも待ち伏せ
されますが撃退。

亜矢子「とどめはポロリで!」

言い方可愛いけど
「首ねじ切って落とす」
宣言する9才少女……。

時行の話の後は
後醍醐天皇と尊氏側の
現状が描かれます。

史実でもそうですが
後醍醐天皇による
建武の新政」は大失敗。

尊氏とその郎党たちは
北条政権と後醍醐政権の
長所と短所を学びながら

新たな時代を築こうとして
いる……。

そして尊氏の抵抗勢力
護良親王は遂に捕縛
されます。

賢明で忠実な方だけに
気の毒でならない……。

足利側に大きな動きは
ないかわりに、

極悪麻呂こと信濃の国司と
諏訪の郎党たちとの戦が
始まります。

北条の残党を匿ってたり
諏訪の郎党の信頼を一身に
集めてたりと、

頼重の有能な面を描いて
からの落差がすごい。

頼重の直属の郎党、
諏訪神党三大将」も
登場。

折角時行の正体明かしたのに
反応が薄くて泣いてる頼重に

「あースネた」

「菓子をさしあげろ」

時行(長い時間 
信頼し合ってきた
結束を感じる)

泣いてるおっさんにお菓子を
あげて宥めるおっさん3人を
慈愛の目で眺める8才児……。

なんだこれ(大絶賛)

折角だから続きます。