昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

菅野文『薔薇王の葬列』その9(アニメ放送前の設定おさらい)

原作つきアニメあるある→

最近の原作のストーリーと
アニメ化する序盤の部分とで
全然キャラや設定が違う。

というわけでおススメも
兼ねて序盤のおさらいを。

本作は中世イングランド
王位を巡る内乱、通称
薔薇戦争」をベースにしています。

史実を詳細に描くというよりは
(後にリチャード三世となる)
主人公の両性具有の少年、
リチャードの物語がメイン。

シェイクスピアの戯曲だと
醜いせむしの小男として描かれ、

本作では両性具有のオッドアイ
翳のある美少年です。

リチャードはその体のために
母親から悪魔と忌み嫌われて
いますが、

父のヨーク公リチャードは
他の2人の息子と同様に
リチャードを可愛がります。

そのため長男のエドワードと
次男ジョージも母の態度は訝しみ
つつも、リチャードを大切な
末弟と認識しています。

そんな境遇なのでリチャードは
父をこよなく敬愛し、彼の
願いである王位に執着します。

現在の王、ランカスター家の
ヘンリー6世は

(妻マーガレット談)

「戦場では血よりも涙を流し
議会には参加せず
教会で祈るしか能がない!」

対してヨーク公リチャードは
美丈夫で英雄のカリスマ。

更に声が速水奨さんとくれば
この方こそ王に相応しい!!

それはともかく、そんな
王として、夫・父親としての
役割を放棄してるヘンリーが

リチャードにとっては、時々
ふらりと現れては孤独を
癒してくれる温和で優しい
不思議な人物という皮肉。

ヘンリーの息子、エドワードは
傲慢で我の強いツンデレ王子。

リチャードに悪魔の証があると
聞いて脱がせてみたら、
そこには膨らみかけの胸が。

女だと思い込んだ彼は
リチャードに恋して
デレ全開の残念イケメンに……。

作中の和みと萌え担当!!

幼馴染の少女アン・ネヴィル
との繊細な関係性とか

リチャードが幼い頃から
付き従う褐色肌の従僕ケイツビーとか
少女漫画らしい心理描写を
お楽しみください。

この頃、腹黒ショタの
バッキンガムは成長後、
腹黒メガネのイケメンに
なり、

リチャードを巡る恋愛模様
参加することになります。

続きはまたそのうちに。