昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その4(3巻感想)

第三巻、本日発売です!!

表紙は足利尊氏
なんか禍々しい……。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

サブタイトルが1334になったので
一年経過してますね。

前巻の続き:頼重に心配そうに
偵察に送り出された時行たち。
そこで謎の少年の襲撃を受け……。

三巻冒頭で、時行に同行していた
雫を見て剣を退く少年。

彼は雫に助けられていました。

新キャラの名前は吹雪(ふぶき)。
各地を放浪し、仕える
主を探していると言います。

ものすごく有能ですが
抜けてる一面も。

吹雪は大人たちが全員殺され、
子供だけが遺された村で
彼らの指揮を執っていました。

「心優しい、教え上手の
軍師が現れた!」

仲間にしますか?
→はい いいえ

時行が瞳を輝かせている頃、
敵側も動き出します。

今回の敵は「悪党」
瘴奸(しょうかん)率いる
外道の一味です。

この時代の悪党とは幕府の
支配の外の武士たちのことで
=悪人とは限りませんが、
こいつらは本物の極悪人。

村の大人たちを皆殺しの挙句、
子供は奴隷にして売ると宣言
&値踏みします。

吹雪の策で近隣の味方の兵、
狐次郎、亜矢子が他の敵を
引きつける間に

(玄蕃は援軍を呼びに行く)

吹雪が教えた奥儀を使って
時行が瘴奸と一騎打ち。

見所なのであえて詳細は言いません。

小笠原貞宗の登場により
打ち取ることは叶いません
でしたが、「賊」を追い払う
ことはできました。

目玉おじさん、たまに
器の大きさを見せる……。

ところで瘴奸の回想シーン、
シルエットで楠正成がいるのが
気になりますね。

吹雪が郎党になり、息抜き
エピソードも披露される中、

足利尊氏サイドがどうして
いるかも描かれます。

わずかな出番なのに尊氏の
圧倒的化け物感……。

そしてまた諏訪に戻っての
ひどいオチで話を〆ます。
(大絶賛)

今回は戦いがシリアス寄りで
コミカルな描写が少ないので
頼重の奇行で補います。

歴史に興味を持ち始めた
中一の甥っ子に1・2巻を
買ってあげてたんですが

3巻渡した際、アレの説明を
求められたらどうしよう……。

続きはまたそのうちに。