昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その2

松井作品といえば狂気全開の
キャラクターたちと、
シリアスに挟まる
シュールなギャグ描写。

時行の導き手であり
諏訪神社の神官・
諏訪頼重(すわ よりしげ)も
とんでもないキャラです。

未来が見え、神光で輝く
謎の男。

(なお光量は調節できる)

彼が「未来で見た何か」を
出すたびに、時行の
ツッコミが冴えわたります。

意外とカリスマもあるらしい……。

個人的に頼重に頬ずりされて

時行「痛っ!! 思いのほか
年齢肌がヤスリのように!」

からの展開大好きです。

時行が彼を信じると決めた
いいシーンなのに、
ここから流れるような
ひどいオチが展開(大絶賛)

ノローグだけは詩的に
〆るのも含めてじわじわ
きます。

次ページの描き下ろしで
読者の腹筋に念入りに
追い打ちをかけるスタイル。
(読んで確認しよう!!)

そして時行を追う第一の
刺客にして最初の試練は

日本史上屈指の
鬼畜武将・五代院宗繁
(ごだいいん むねしげ)

マイナーな人物なのに
多分ここ数日ものすごく
検索されてるはず……。

適度に強く適度に隙が
あって、倒すとスカッと
する絶妙に嫌な奴です。

歴史の教訓:乱世にも
越えちゃいけない
ラインはある。

 第二の試練は狩りの最中に
出会った牛鬼。

長野ナウマンゾウ博物館に
入場者が増えそうです。
ステマ

美味しいのかな……?

第三の刺客は信濃守護、
弓の名手の小笠原貞宗
(おがさわら さだむね)

弓使いということは
眼が良いのが前提ですが
その極端なキャラ立てが
実に松井流……。

めっちゃ目が怖い!!

元は諏訪家の下働き。
足利尊氏に味方したことで
高い地位を得ました。

頼重を威圧しに来て

小笠原貞宗
「すなわち 今より儂は
そなたに命を下す立場に
なりました」

顔を近づけすぎて
次のページで貞宗
頼重が面白いことに。

あえて詳細は言いませんが
ここ声出して笑いました。

性格は最悪ですが、
頼重は時行の弓の師には
ちょうどいいと

見つからずに技術を
盗むよう、ミッションを
授けるのでした。

続きはまたそのうちに。

 アニメ化しないかな……。