昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

紫堂恭子『聖なる花嫁の反乱』その1

『聖なる花嫁の反乱』(06~)
は、主人公のお転婆娘のエリセを
中心に、「聖なる花嫁」と
それを巡る人々が織りなす
壮大なファンタジー作品です。

反乱というより
逃亡だよね……。

あとこれ重要事項。

あちこちでコミックス
全5巻と書かれてますが

連載してた配信サイトが
閉鎖されて、一度途中で
終わってるからで

『聖なる花嫁の反乱
~亡国の御使いたち~』と
改題して続きが出てます!
全10巻ですよ!!

大雑把なあらすじは

平和な国エーレで家族と共に
幸せに暮らしていたエリセは

ある日自分が神に仕える
9番目の「聖なる花嫁」に
選ばれたと告げられ
神殿へ連れて行かれる。

「花嫁」としての礼儀作法を
教わる修行は厳しく、教育係の
口うるさい青年・ザディアスに
ダメ嫁だと怒られてばかり。

(エリセも「小舅」と
言い返している)

先代の花嫁の説明や
周囲の反応から、一定期間の
勤めを終えれば元の生活に
戻れると考えていたエリセだが

ある日幼馴染で彼女が想いを
寄せる美青年・リオンが
突然「一緒に逃げよう」と
エリセを連れ出す。

しかし追っ手に見つかって
しまい、二人は離れ離れに。

リオンは罪を許されたと聞き
安心したエリセだったが
それは嘘で既に追放されていた。

神殿の庭の神木に触れた
途端、縛られて山羊に
乗せられるリオンの幻を見て
慌てて外に飛び出すエリセ。

 彼女を花嫁に相応しくないと
思っていたザディアスは
一旦は見逃すものの

触れた神木に新芽が芽吹く
=神に選ばれた証が
出現したため、エリセの
後を追う。

実は9番目の花嫁は
(他は形だけだが)
命を捧げる役割だった……。

ここから話は一転、
平和で豊かなのは
エーレだけで

外の世界は過酷な
無法地帯が広がっていた。

しかも「聖なる花嫁」を
神に捧げた者は世界の富と
権力を手にすると言われていて

あちこちから身柄を狙われ
ながら、エリセはリオンと
再会できるのか……!?

 エリセが行動力の化身で
バイタリティに溢れているので
売られたり捕らわれたりする
リオンの方がヒロインっぽい。

続きます。