実写映画版『るろうに剣心
最終章 THE Beginning』
公開中!!
記念に語ります。
ジャンプのバトル物だと
次々に強い相手が登場し、
しかも数が増えてるのが
お約束。
というわけで
蒼紫+御庭番集4人、
石動雷十太などを経て、
(6巻は月岡津南と
左之介の話も大好き……)
作中最も人気のエピソード、
志々雄+十本刀戦が始まります。
通称「京都大火編」
念のため大雑把に解説しますと
剣心が人斬りをやめた後に
その任についていたのが
志々雄真実(ししお まこと)。
十年前に危険な存在として
処分されたはずが生きており
部下たちを従え、日本転覆を
図る……。
全身包帯のあのデザインで
めちゃくちゃカッコよく
思えるからすごい。
ほとんど顔が出ないのに
藤原達也に演じさせる
だけのことはあります。
「この世は所詮 弱肉強食」
「強ければ生き
弱ければ死ぬ」
という揺るぎない信念を持った
強烈なキャラで、カリスマ性と
大物感を最期まで保っていました。
直属の部下である十本刀たちも
強いだけでなく魅力ある
キャラ揃いだったからこそ
現在連載中の新章にも
再登場してるわけですし。
「十本刀」と言っても
由美と方治、才槌に戦闘力はなく
夷腕坊は逃走したので
バトルがあったのは
実質6人でした。
張は初登場時は赤ん坊を
人質にする外道でしたが
獄中で左之とケンカした
後は、関西弁の愉快な兄ちゃん
キャラになりました。
志々雄の死後、生きる目的を
失ってる鎌足に嘘でも
元気の出る言葉をかけたの
好きです。
安慈が敵とは知らず
左之に「二重の極み」を
教えたり
師匠が不二を巨大な化け物でなく
武人=人間として認めた上で
戦ったりとエピソードも
それぞれ素晴らしかった……。
宗次郎も大人気でしたね。
維新の英傑、大久保利通
暗殺の真犯人として登場。
優しげな顔立ちの美少年ながら
べらぼうに強い、という
沖田総士を連想させながらも
感情が欠落しているという
ワケありを匂わせる
気になって仕方ない設定。
「縮地」は宗次郎だけでなく
『テニプリ』でも使われましたね。
続きます。
※21・5・31修正。