30・31話の前後編
「青の部隊」は別名
グレミー・トトの大冒険。
29話でMSを撃墜され、
砂漠をさまよう羽目になった
グレミー。
現地のアフリカ独立戦線
部隊「青の部隊」に
助けられたと思ったら
「ジオンに連絡してほしければ
ガルダーヤの街に潜入しろ」と
交換条件をつきつけられます。
自由都市ガルダーヤは
砂漠の真ん中にあるとは
思えないほど豊かな近代都市。
そこには彼らが敵視する
「フランク」=裕福な白人層が
住んでいました。
その頃、ビーチャとモンドの
やり口に激怒して飛び出した
ルーもガルダーヤにいました。
ガルダーヤの警備は厳しく、
補給に訪れたルーは追い払われる
ところでしたが、
住人のジュネというシャア似の
イケメンの協力で入ることが
出来ました。
ジュネは芸術家だそうで
モデルにならないかと
口説かれて満更でもないルー。
それを目撃したグレミーは、
潜入中なのも忘れてジュネに
殴りかかる有様。
その頃、ルーを探していた
ジュドーは青の部隊と
鉢合わせてしまい、戦闘に。
グレミーがそれに気づいたところ、
ルーに「口説いてる最中に戦いに
夢中になるなんて」と
またフラれてしまいます。
一方、ジュネはルーに
避難するように言ったら
戦わないことを理由にフラれます。
どうしろと……。
ジュドーに敗れた青の部隊の
隊長は、グレミーに後を託して
亡くなるのでした。
31話でジオン側と連絡がついて
部下のオウギュスト・ギタンが
グレミーを迎えに来ます。
「民族紛争は利用しやすい」と
30年以上前のアニメの台詞にすら
なってるのにね……。
結局ガルダーヤは戦闘で
廃墟と化し、何故かジュネが
「人の作り出したものが、
人の作ったものを破壊する……」
と、割れたグラスを掲げてひとり呟く。
なんで最後お前が〆るの……。
この2話はグレミーの壮大な野心と
未熟さ、そして青の部隊との出会いとが
描かれ、彼にとってはターニング・
ポイントであったことは間違いありません。
もう後はシリアスになる
一方なのでコミカルな場面は
今回で終了です……。