ラストで教皇がサガとして
名乗りを上げ、
真相を明かします。
確かに死んだことに
してれば陰で
動きやすかったかも……。
自分がアイオロスごと
討ったと思ってたので、
ショックを受けるシュラ。
サガはアテナの小宇宙という
膨大な力を得て勝ち誇ります。
ここで巨大な石像が
聖域を破壊しはじめ、
黄金聖闘士たちが全員で対処。
メタ的に見せ場が必要なのは
わかりますが
巨大な化け物登場&破壊というのが
ハリウッド映画っぽい……。
サガも石像と融合して
暴れまわります。
飛んできた射手座の聖衣を
星矢が纏って敵を倒すのは
いつも通り。
射手座の聖衣は羽がついてるので
沙織さんと一緒に空を飛んだり
最後にアテナらしい服装をした
沙織さんが聖闘士たちを前に
演説したりと、この辺りも
ハリウッド風味です。
ハリウッド風味と言えば、本作と
原作の聖衣のデザインの最も大きな
違いはヘッドパーツ。
あまり凹凸のないヘルメットな
上に、変形して眼以外を
覆ったりして
スパイダーマンとかああいう
アメコミヒーローのマスクの
ようです。
アメリカのヒーローは
あんまり素顔が出ない方が
いいのかな?
(あと顔や性格よりも
筋肉ムキムキで強ければ
いいイメージ)
エンドロールの後、城戸邸で
沙織さんの16歳の誕生日
パーティで和やかに終わります。
序盤でのやり取りといい、
シナリオかスタッフの誰かに
紫龍ファンがいませんか?
頑なに聖衣を脱がない理由を
聞かれて(台詞は意訳)
序盤の紫龍
「いつ敵が来るかわからないから」
「……お前は聖衣のように固いな」
「褒めてるのか」
(ラストの紫龍)
「パーティだから光り輝いてる
方が良いだろう」
「……お前は輝いてるよ誰よりも」
ハリウッドジョーク?
最後に紫龍に「イタい」って
言ったの誰だ!?
一時間半しかないので
話が駆け足だったり
出番や見せ場のないキャラが
いたりしますが
ハリウッド版星矢と思えば
お祭り的に楽しめる
作品です。
ファンタジー世界みたいな
聖域も独特の美しさですし。
星矢が時計してるなんて
珍しいと思ったらグッズと
して売ってた……。