英語だと「暗号名」。
軍事行動から開発中のITまで
本来の名前を明かせないものに
つける仮の名前。
このブログの場合は、フィクション
作品のキャラの持つコードネームに
ついて語ります。
フィクション作品で一番有名な
コードネームはジェームズ・
ボンドの「007」でしょう。
(フレミングの原作小説は53年、
映画第一作は54年)
ダブルオーセブン、が正式な
呼び方だと知った時は驚きました。
何故なら私が初めてコードネームを
持つキャラを見たのは
『プリンプリン物語』(79~)
ゼロゼロセブン・ヘンナキブン
だったから……。
全身黒スーツでサングラス、という
一見スパイっぽいのに「姐さん」とか
任侠ものっぽく喋るキャラ。
『サイボーグ009』もゼロゼロ
ナイン発音だし……。
007の大ヒットもあって、昭和の作品には
コードネーム持ちのキャラが多数登場します。
『エロイカより愛をこめて』(76~)
では、KGBエージェント
「仔熊のミーシャ」をはじめとする
コードネーム持ちのスパイたちが登場。
『サイバーフォーミュラ』(91~)では
アスラーダを狙うスミスが
スミス「こちらコンドル」
「……こちらブーツホルツ」
という通信のやり取りが
前半によく登場しました。
TV本編の総集編である
「サイバーフォーミュラ
グラフィティ」によると
スミスはスパイ映画好き
だったらしい……。
また、スパイだけが使うもの
ではなく、元は軍事用語なので
『赤い光弾ジリオン』(87~)
第一話のサブタイトルが
「コードネームはJJ』です。
つまりチャンプとアップルも
コードネームということ。
『名探偵コナン』(94~)
黒の組織はお酒の名前が
コードネーム。
洋酒の名前=カッコいいという
認識も含めて、これもまた
昭和の名残りっぽい……。
最近だと『SPY×FAMILY』(19~)
凄腕スパイ、ロイド・フォージャーの
コードネームが「黄昏」
妻のヨルが「いばら姫」です。
特殊な世界の中で
「知る人ぞ知る」選ばれし者の
仮の名前と言うと、なんとも厨二心を
くすぐりますよね。