昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大西巷一『乙女戦争外伝Ⅱ 火を継ぐ者たち(上)』

上巻、本日発売です!!

『乙女戦争外伝Ⅱ 火を継ぐ者たち』
(20~)は15世紀ハンガリー
内戦を描いた作品。

ボヘミアチェコ)の宗教戦争
兼内戦を描いた『乙女戦争』の
その後の話で

『乙女戦争』主人公シャールカの
娘、クラーラが主役です。

単体でも問題ないですが
前作(特に8巻)も読むと
理解が深まります。

ぼかして書きますが
ネタバレにはご注意ください。

ものすごく簡単に
あらすじを説明すると

婚活のため、父が指揮する
戦場で大活躍するクラーラは

あるきっかけからオスマン帝国
若き皇帝と出会う。

クラーラ「みんな~~~
逆玉に乗りたいか~~!」

(嘘は言ってない)

父のフニャディ・ヤノーシュは
ハンガリーの有力貴族。神聖ローマ
前皇帝ジキスムントの側近でした。

(ドイツ語だとヨハン・フニャディ。
ハンガリー語は姓が前に来る)

エピソードはクラーラを追いますが
ハンガリー内戦のメイン視点は、
父フニャディの方。

内戦の経緯は

神聖ローマ前皇女にしてハンガリー
ボヘミア王妃のエリーザベトは

息子をハンガリー王に就けたいの
ですが、息子はまだ赤ん坊。

(夫は既に病死)

近隣諸国はオスマン帝国
じわじわ侵攻されつつあり、
幼い君主では無理だと

フニャディたち貴族側は
隣国ポーランドから王様を
連れて来て、エリーザベトに
対抗→内戦へ。

 エリーザベトは元フス派の傭兵、
ヤン・イスクラを雇います。

(実は二度目)

オスマンと戦い、かつて縁の
あったイスクラやエリーザベト
とも敵対し……。

フニャディの苦労は尽きません。

かつてどん底まで落ち込んでた
イスクラがサーラのもとに
帰ってきたのは、フニャディと
シャールカの連携だったのに……。

シャールカの出番は少ないですが、
出たらまた酷い目に遭うから
平穏に暮らしてるならそれでいい……。

クラーラは流石シャールカの
娘だなって(大絶賛)

エリーザベトは前作含めて
薄幸な人でしたね……。

下巻も楽しみです!

ヘルシングアーカードのモデル、
ワラキア公ヴラド3世も
ちらっと登場しますよ。