本日、4巻発売です!!
記念に語ります。
久しぶりなので念のため
解説しますと、
架空の大学・八島大学芸術
学部、通称やし芸を舞台にした
世にも珍しい俳句マンガです。
この大学では1年のゼミは
学校側がランダムに決めるため
主人公の尾崎流星は全く
未経験の俳句のゼミに
所属することに……。
芸術大学の学生や講師ですから
ほんのりでもだいぶでも
変人揃い。
同作者の本屋さんマンガ
『ガイコツ書店員本田さん』を
読んだ人はご存知でしょうが
この方は変な人とそれに対する
的確かつ愉快なリアクションが
秀逸なのです。
あと内面の葛藤など、言葉の
センスが素晴らしい。
「力を発揮してくれてありがとう!
また僕の役に立ちそうな時
お出まし願うよ!」
「わかった 次こそ
書面で正式に断る」
4巻冒頭、流星は体育で知り合った
音楽学の上田くんに作詞を
頼まれ、頭を悩ませます。
更に課題のレポートやエッセイ、
小説などの出来も散々……。
これは俳句を作るように
なった影響で文章を省略する
癖がついたせい……?
流星を心配して声をかける
同ゼミの春信くんと薺さん。
薺(なずな)
「前に話してた
暗黒作文の乱と関係が……!?」
1巻からちらちら出ていた
流星が講師からどんな批評を
受けようと平然としていた
原因が遂に明かされます。
詳しくは書きませんが
……いたたまれねぇ……!!!!
読んだだけで心が悲鳴を上げる(震)
あれで押し潰されなかった
強かさはやはり創作者向き
なんでしょうね。
幼馴染みの航太郎がいて
本当によかったなって……。
今回はレンカさんやみどりさんが
ちょっと変わった句を出して
ゼミの意見が割れたり
(ドタバタしてもほんわかな
雰囲気なの大好き……)
歳時記は旧暦なので
実際の季節とズレがあるよね?
など、今回も俳句について
考えさせられつつ
ほっこりします。
句会の雰囲気はそれぞれと
先生も言ってましたが
隼さんたち4年生チームは
何故あんなに殺伐としてるの……。
以前流星がおにぎりをお供えした
「青さん」と再会する時は来るのか、
次巻も楽しみです!