昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

獣木野生『PALM』シリーズその4

コミックスだと時系列がバラバラ
なのでちょっと解説すると

0巻「お豆の半分」は
カーター、ジェームス、アンディを
はじめとするメインキャラが
既に揃った状態。

PALM」のキャラや世界観、
雰囲気がよくわかります。

ジェームスが乗り合わせた飛行機が
ハイジャックされた際、

犯人がモスクワを目指せと
指示するのが冷戦時代らしい……。

1巻「ナッシング・ハート」で
ジェームスの壮絶な過去が
描かれます。

大雑把に説明すると

マフィアのボスの養子(甥)で
天才児だったジェームスは
誘拐されますが、養父は
身代金支払いを拒否。

※当時の名前はマイケル・ネガット。

別のマフィアに売られた際に
服従を拒んで5年監禁。

その後隙を見て逃げ出し、
警官の前で騒ぎを起こして
マフィアの手の届かない(はずの)
少年刑務所や刑務所へ。

メインはジェームスですが
並行してアンディの生い立ちや、
カーターが同時期に研修医だった
ことも描かれます。

田中角栄逮捕のニュースが
新聞に……。

2~4巻「あるはずのない海」にて
カーターとジェームスの出会い。

2人は一緒に暮らし始め、
カーターの親戚筋に当たる
アンジェラも同居人に
なります。

過去、ジェームスを監禁していた
マフィアのボス、エリーの死により
ジェームスは刑務所を出たのですが

死の直前、エリーは殺し屋を
雇っていたことが判明。

一度は襲ってきた相手を返り討ちに
しますが、そいつはオトリ。

本物の殺し屋はジェームスの
よく知っている相手でした……。

アンディの子供時代の写真を見て
目が青いかどうかでカーターと
ジェームスが言い合いになる
シーンがあります。

60年代の写真はまだ
白黒だったもんなぁ(遠い目)

「あるはずのない海Ⅱ」から
アンディが同居人に加わります。

アフリカの奥地でライオンと寝ていた
アンディは一人では眠れません。

そのため誰にでも
「俺と寝ない?」と誘いますが

ロサンゼルスでは
誤解を招いて……。

続きはまたそのうちに。

良質のアメリカ映画か
小説のような名作です。