昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

和月伸宏『武装錬金』その1

武装錬金(03~)は普通の
高校生だった武藤カズキ
錬金術を使って戦う「錬金の戦士」
となり、ヒロインの津村斗貴子と共に
人間を喰らうホムンクルスの集団と
戦うアクション漫画。

06年にアニメ化しました。
主題歌『真赤な誓い』は神曲

冒頭、カズキは女の子を助けて
死亡する夢を見ますが、
実は現実。

ホムンクルスとの戦いの最中、
自分を助けようとして
死亡したカズキを不憫に思い、

斗貴子は彼に錬金術による合金・
核鉄」(かくがね)を与え、
心臓の代用品としていたのでした。

斗貴子と再会したカズキは
真相を知り、彼女と共に
ホムンクルスと戦うことを決意。

核鉄は人の闘争本能によって
作動し、所有者が秘める
「戦う力」を形にした
武器に変化します。

主人公の武器が突撃槍(ランス)
なのも、本体が巻かれている
布の方なのも結構珍しい。

ヒロインの斗貴子さんも
顔キズ+制服のスカートの下に
仕込まれた処刑鎌(デスサイズ)と
こちらも特殊です。

決め台詞が
「臓物(ハラワタ)を
ブチ撒けろ!!」
なのも……。

斗貴子の方が年上で、
師匠的な立ち位置。

またカズキが天然気味のため
ボケツッコミの会話が
なんとも愉快です。

妹や友人たちとのやり取りも
コミカルな味わいでした。

物語序盤は「創造主」が
創り出したホムンクルスとの
戦いです。

カズキが創造主の似顔絵描いたら
蝶マスクつけたJOJO
キャラになってる謎絵大好き。

見せられた本人も
びっくりしている……。

創造主の正体はカズキの学校の先輩で
病気で二年留年し、寮に引き籠って
いる生徒・蝶野攻爵でした。

病弱な彼は永遠の命を手に入れる
ため、様々なホムンクルス
実験体として作っていたのです。

個人的に鷲尾が好みでしたね。

鷲のホムンクルス=忠誠心
篤い野性の獣なのもポイント
高いし、アニメでの声は
伊藤健太郎さん……。

そして蝶野攻爵が自らを
ホムンクルス化した
蝶人パピヨン

濃いキャラ揃いの本作でも
抜群の存在感を放っていました。

 折角だから続きます。

武装錬金 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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