『武装錬金』(03~)は普通の
高校生だった武藤カズキが
錬金術を使って戦う「錬金の戦士」
となり、ヒロインの津村斗貴子と共に
人間を喰らうホムンクルスの集団と
戦うアクション漫画。
冒頭、カズキは女の子を助けて
死亡する夢を見ますが、
実は現実。
ホムンクルスとの戦いの最中、
自分を助けようとして
死亡したカズキを不憫に思い、
斗貴子は彼に錬金術による合金・
「核鉄」(かくがね)を与え、
心臓の代用品としていたのでした。
斗貴子と再会したカズキは
真相を知り、彼女と共に
ホムンクルスと戦うことを決意。
核鉄は人の闘争本能によって
作動し、所有者が秘める
「戦う力」を形にした
武器に変化します。
主人公の武器が突撃槍(ランス)
なのも、本体が巻かれている
布の方なのも結構珍しい。
ヒロインの斗貴子さんも
顔キズ+制服のスカートの下に
仕込まれた処刑鎌(デスサイズ)と
こちらも特殊です。
決め台詞が
「臓物(ハラワタ)を
ブチ撒けろ!!」
なのも……。
斗貴子の方が年上で、
師匠的な立ち位置。
またカズキが天然気味のため
ボケツッコミの会話が
なんとも愉快です。
妹や友人たちとのやり取りも
コミカルな味わいでした。
物語序盤は「創造主」が
創り出したホムンクルスとの
戦いです。
カズキが創造主の似顔絵描いたら
蝶マスクつけたJOJO
キャラになってる謎絵大好き。
見せられた本人も
びっくりしている……。
創造主の正体はカズキの学校の先輩で
病気で二年留年し、寮に引き籠って
いる生徒・蝶野攻爵でした。
病弱な彼は永遠の命を手に入れる
ため、様々なホムンクルスを
実験体として作っていたのです。
個人的に鷲尾が好みでしたね。
鷲のホムンクルス=忠誠心
篤い野性の獣なのもポイント
高いし、アニメでの声は
伊藤健太郎さん……。
濃いキャラ揃いの本作でも
抜群の存在感を放っていました。
折角だから続きます。