昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『秘密戦隊ゴレンジャー』その1

秘密戦隊ゴレンジャー(75~)
地球の破壊と人類抹殺を企む悪の組織、
黒十字軍と戦う5人の戦士ゴレンジャーの
活躍を描いた作品です。

スーパー戦隊の歴史はここから
始まりました。

リーダーの赤、キザな青、デブの黄、
最年少の緑、紅一点の桃と
正しく70年代のチーム編成です。

第一話冒頭で国連傘下の平和組織
「イーグル」の日本支部
黒十字軍によって次々に襲撃され
壊滅状態に。

支部、一人だけが生き残って
ゴレンジャーのメンバーになる
流れ。

訓練中の(変身後の)4人の前に
アカレンジャーが現れ、
「合格だ!」「見事だ!」と
称賛します。

その際、ゴレンジャー本拠地である
「スナック ゴン」の名前を教えて
くれます。

倒した的の裏側に書いてあるとか
名刺みたいなカードくれるとか
なんかシュール……。

スナックなのがとても昭和ですが
茶店より一般客が入りづらく、

かつ不特定多数(常連込み)が
出入りしてもおかしくないので
隠れ家としては丁度いいのかも。

実はストーリーはかなりハードで
当時流行っていたスパイアクション
映画を思わせる設定も多いです。

「イーグル」のメンバーが
工作員となって黒十字軍に
潜入してたり……。

地下の天然ガスを毒ガスに
変換する装置とか、
カビから作った生物兵器
まき散らす作戦など

黒十字軍の初期の作戦は
結構エグい。

当時は生身の人間も容赦なく
殺害されてます。

 そういうシリアスな部分と
子供に配慮したエンタメ部分、

どちらも大真面目に追求したギャップが
昭和特撮の何とも言えない味わいを
生んでるのでしょう。

子供向け部分の例:

毎回大盛りカレーを食べる
キレンジャー

何故かスナックに出入りする
子供がナゾナゾを出してくる。

シリアスが続くと唐突に
こういうシーンが挟まれます。

ゴレンジャーたちがナゾナゾに
悩むのは、大人がちゃんと子供の
相手をして優しいという印象ですが

本拠地に乗り込んできた黒十字軍
まで律儀に考え込みます。

その辺の昭和的なゆるさが
実にいい……。

続きはまたそのうちに。