一口に「巨漢」と言っても
タイプは色々ありますが
定義として「太い・いかつい・大男」
といった、他のキャラとは明らかに
体格差があるキャラということで。
70年代作品には「巨漢キャラ枠」
でもあるのかというくらい
定番のキャラでした。
『科学忍者隊ガッチャマン』(72~)
みみずくの竜
実は17歳。
猪八戒モチーフのキャラです。
『最強ロボ ダイオージャ』(81~)
バロン・カークス(通称カクさん)
SF版『水戸黄門』という変わり種の
アニメ。かなりアレンジされてる今作は
ともかく、
『まんが水戸黄門』(81~)
まで格さんが巨漢になってました。
元ネタはイケメン枠では……?
『秘密戦隊ゴレンジャー』(75~)
キレンジャー
彼の影響で「黄色=デブでカレー好き」の
イメージが未だについてるのはすごい。
他にも『ゲッターロボ』(74~)巴武蔵、
『コンバトラーV』(76~)西川大作、
『ゴライオン』(81~)青銅強など……。
70年代までは3~5人の
メインキャラがいる場合は
主人公(中肉中背・熱血漢)
サブリーダー(ノッポ・キザやニヒル)
巨漢(大食い・愉快なムードメーカー)
+紅一点と子供キャラという
チーム編成でした。
『タイムボカンシリーズ』でも
三悪は「美女・ガリ・巨漢」は
どの作品でも変わりません。
しかし80年代に入ると
『ブライガー』(81~)
『光速電神アルベガス』(83~)
『特装機兵ドルバック』(83~)
など、メインキャラから
巨漢タイプが外れます。
『超獣機神ダンクーガ』(85~)
では、当時から亮が「マンモスのメカに
乗ってるのに巨漢じゃない」と
ツッコまれていたものです。
理由としてはあまりに定番になりすぎて
古臭く見えるようになったとか?
当時はアニメ雑誌・アニメグッズが
増えていく時期でもあり
マニアには美男美女のキャラの
方が受けると思われたのかもしれません。
今はリアルでも皆均整がとれた
体格ですし、悲鳴嶼さんのように
重要キャラにはなっても
メインの一人には戻らない
だろうな……。