昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『鬼滅の刃』時透無一郎

本日8月8日は霞柱、
時透無一郎の誕生日です。
めでたい!!

実は炭治郎より年下の14歳。
出身は奥多摩の山奥です。

あんまり獅子座っぽく
ないですね……。

初登場は6巻。なんだか
「ぼんやりしてる人」という
印象でした。

お館様に炭治郎と禰豆子を
認めてほしいと言われ
他の柱たちが異議を唱える中、

「僕はどちらでも……
すぐに忘れるので……」

お館様の話を遮っちゃ駄目だと
騒ぐ炭治郎に小石をぶつけたりは
したものの、

他の柱たちの言動が強烈過ぎて
無害なイメージだけが残ります。

再登場した12巻では
子供の小鉄くん相手に
傲慢で嫌なヤツ、と思える
態度を取ります。

しかし、悪い印象がころっと
ひっくり返るのが
『鬼滅』の醍醐味。

炭治郎と対立したり共闘したり
するうちに、彼の内面が
浮かび上がってきます。

炭治郎の言葉をきっかけに
小鉄くんを助けたり

回想シーンでお館様を
心の支えとしていたり

双子の兄の最期の台詞と
様々に積み重ねてからの

彼の刀鍛冶だった鉄井戸さんの
言葉で、彼が今で言う記憶障害で

「お前さんがどれだけ手一杯か(略)

物を覚えていられんことの
不安がどれだけか」

そんな中で必死に戦っていたのが
判明、好感度が一気に跳ね上がります。

でも口が悪いのは素なんだ……。

宇随さんが自分を凡人だと思うほどの
天才剣士ですが、最終決戦では
相手が悪すぎた。

上弦の壱を相手に文字通り
体も命も削られていきます。

決して彼が弱いのではなく、
まだ若いために体格や経験値が
足りないのが敗因という……。

(死ぬなら役に立ってから死ね!!)

って自分に言い聞かせるのが
壮絶すぎる……。

深手を負いながら仲間をサポートし、
力尽きていく中で

「僕は幸せだったよ」
と語るシーンには涙が止まりませんでした。

あんなにも過酷な短い人生で
そう言えるのがすごいよ……。

まだまだ語り足りないので
続きはそのうちに。

ところでアニメの声は河西健吾さん。
『鉄血』のミカヅキといい
3月のライオン』の零くんと
いい、虚無を抱えてるキャラが
多いような……?

鬼滅の刃 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 12 (ジャンプコミックスDIGITAL)