第二巻、本日発売です!!
というわけで語ります。
今回もきのこ愛に溢れています。
久々なので大雑把にあらすじを。
農大一年生の天谷くんは
髪が赤かったことから
きのこ大好き少女・舞ちゃんに
「ベニテングタケの妖精の王子様」と
カン違いされ、
彼女を溺愛する三枝教授によって
王子様設定を全肯定することに……。
(教授が以前、ロシアの音楽家が書いた話を
アレンジして舞ちゃんに聞かせた際に
出てきた妖精の王子様が赤毛だった)
読者の知らない専門知識を説明するには
ボケツッコミしながらの会話や
エピソードが一番。
この作品だと三枝教授・舞ちゃんのボケに
(それって~~じゃね!?)と
天谷くんがツッ込む形になります。
「じゃ、宿題ね」と教授に会話のオチを
適当に切り上げて去られた後も
「きのこの展示は何故、
乾物コーナーになってしまうのか?」
を、ずっと考え込んでる天谷くんの
素直さが眩しい……。
(そして教授は忘れていた)
特にきのこ好きというわけでもないのに
マニアックな情報の洪水や教授&
舞ちゃんの珍行動も受け入れ、
ツッコミだけでなく発展させて返す
天谷くんは理想の学問の徒では……。
意外なところでビアトリクス・ポターや
ファーブルの名前が出てきました。
今回は大学博物館や新キャラも登場。
舞ちゃんママ(教授との血の繋がりは
ないが親子のようなもの)や
教授の研究室内のきのこの模型、
展示物関係を作っていた変態紳士・
加護くんなどまた個性的な人物が……。
1巻からいる、きのこ嫌いの四位くんや
教授ファンの榎木さんも
相変わらずいいキャラしてます。
舞ちゃんのお友達、かなちゃんと
舞ちゃんとのエピソードがすごい。
かな「(手の中に)何持ってるの?」
舞「ふわふわですべすべで
なでるとしっとりしてて
かわいいの」
→手のひらの中にしいたけが一つ。
これで仲良しの友達でいてくれる
かなちゃんは天使かな(感涙)
きのこ好きの人、もしくは
残念なイケオジ教授と個性的な
大学生たちとの愉快な理系キャンパス
ライフを楽しめる人におススメです。