『アンジェリーク』のロザリアを見てたら
語りたくなりました。
縦ロールのお嬢様キャラといえば?
と、昭和生まれに聞いた場合、答えはだいたい
『キャンディ・キャンディ』イライザ・ラガン
この3人だと思います。
上二人の役回りは「良きライバル」
気高く誇り高いお嬢様で、
人格も美貌も才能も
備えた完璧超人。
彼女たちにもそれぞれ悩みやドラマがあり、
それが人間的な魅力に繋がっていました。
また「よくってよ」「~ではなくて?」
というお嬢様口調も特徴。
ロザリアもこのタイプです。
イライザの役回りは「いじめっ子」
兄のニールと二人、子供の頃から
孤児のキャンディを蔑み、いじめます。
罵倒、泥棒の濡れ衣を着せる、学校で必要な
情報を伝えない、不純異性交遊をでっち上げて
退学に追い込もうとしたりと、やりたい放題。
彼女はお嬢様口調では喋りません。
アンソニー、テリィと、キャンディと
フラグが立つ相手に惚れますが
恋のライバルとは言い難く、それどころか
テリィには唾吐きかけられました。
(自業自得)
『スケバン刑事』の海槌麗巳
(みづち れみ)もライバルのお嬢様キャラ
ですが、それ以上に悪役として強烈すぎて……。
なんでお嬢様=縦ロールなのかというと
多分、高橋真琴さんの美麗イラストの
影響でしょう。
大きなキラキラお目目、
フリルとリボンと花が散りばめられた
縦ロールや巻き毛美少女の絵の本や文具は
昭和の少女の必須アイテムでした。
ウチにも絵本や手回しの鉛筆削りが……。
また、脇キャラ限定の
髪型というわけでもなく
『悪魔の花嫁』でも美奈子がおめかし
する時は縦ロールにしていました。
昭和の伝統のような縦ロールが
今なお、お嬢様キャラの特徴として
使われてるのはすごい。
最近のキャラだと『銀の匙』の南九条
あやめちゃんが好きです。
また、お嬢様口調は68年の
『怪奇大作戦』第3話には
「お父様、あたくし~ですの」という
口調のゲストキャラが登場しているので
当時の創作物全般、お嬢様はそんな
喋り方がお約束だったのかも。
続きはまたそのうちに。