「関係性」は常に固定されたものでなく、
相手との関わりが増えるほどに変化して
いくものです。
例えば玄弥は登場時、年下の女の子に
暴力を振るうキャラとして描かれました。
止める際に骨折させておいて、
再登場時には友だちのように
気さくに話しかける炭治郎……。
玄弥の方はウザがってましたが
共に半天狗を倒したことで絆が
深まります。
甘露寺さんに抱き着かれて真っ赤に
なってたり、禰豆子が太陽を克服した
時の穏やかな表情が素晴らしい。
柱稽古の時に兄から庇った後、
今度は自分から訪ねてきてくれて
炭治郎にアドバイスをくれたのは
ほっこりしました。
玄弥は兄・実弥との関係性も
重要です。
鬼と化した母から必死に護ってくれた兄に対して
「母を殺した」と罵ってしまったことに
ずっと罪悪感を抱いていて、兄に謝るため
早く柱になりたかった玄弥。
鬼狩りなどやめさせるために
辛く当たっていた実弥。
二人とも不器用ツンデレなところがよく似てます……。
関係性の変化や、相手による態度の差が
大きいので、ツンデレキャラはどんな
作品でも人気なのかもしれません。
態度が悪いキャラほど、辛い過去持ち
だったりしますしね。
柱たちも初登場時は甘露寺さん以外は
炭治郎もしくは禰豆子を殺す気だったのが
炭治郎たちと関わるうちに
考えも関係性も変わっていきます。
伊黒さんも初登場時は炭治郎を手酷く
扱いますが、
甘露寺さんには靴下をくれたり
何かと気遣っているのが明かされます。
「甘露寺に近づくな」と露骨に妬かれて
いるのに気づかない炭治郎……。
そういう可愛げを見せてからの
炭治郎とのタッグが熱い!!
冨岡さんは序盤は「頼れる大人」であり
炭治郎を導く一人として描かれながら
「そんなんだから嫌われるんですよ」と
しのぶに言われて即、否定するなど
意外と大人げない一面が見えはじめます。
仲間にあんな失礼な態度取っておいて
「俺は嫌われてない」ってあんた……。
精神的には炭治郎の方が大人だったりと
関係性が変ってくるのも素敵。
続きはまたそのうちに。