昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

内藤泰弘『血界戦線』その3

祝!2020年11月、
舞台第二段決定!!

クラウス=岩永洋昭さん(仮面ライダーバース
ギルベルト=萩野崇さん(仮面ライダー王蛇)
と書くとじわじわきます。

その頃には平穏が戻っていることを
祈りつつ語ります。

血界戦線にはまだまだ魅力的な
キャラがいっぱい。

クラウスはいかつい外見に渋い声で
いかにも「首領」なイメージなのに
青くさいほど真面目でピュア。

酒に毒を盛られたと気付いたチェインが
即座に毒を排出=人前で漏らしたように見えて
野次馬からからかわれるエピソード、

クラウスも仲間から指摘されるまで
彼女が漏らしたと思い込んでいて
後で花束をあげた不器用なオチが可愛い。

彼を補佐する番頭副官のスティーブンも
いいキャラです。

限界が近づくほど朗らかな笑顔を見せ、
げっそりやつれた姿の回があるかと思えば

その数話後に裏切った味方に対して容赦なく

「何 死んでいた方が良かったと
思う事なんてごまんとある」

ギャグ顔とクールさが同じ巻(Back22巻)で
堪能できます。

あくまでも性善説タイプのクラウスとの
対比も効いていますね。

また、隻眼のスナイパーママ、K・Kと
不仲なのにコンビとしては良く組んだり

チェインに密かに思いを寄せられていて
本人は知らずに彼女の消滅の危機を
救ったこともありました。

この世から存在が消えそうでも、
好きな男に汚部屋を見られたら
慌てて引き戻される女心……。

チェインはザップとは顔を合わせれば
ケンカしてますが

普段仲が悪いほど、共闘する回は
美味しいですよね。

二人が手錠で繋がれて、揉めながらも協力して
やっと脱出した後、実は手錠の効力は既に……と
いうエピソード好きです。

人間離れした能力と同時に人間くささがあるのが
「ライブラ」メンバーの素敵なところ。

完璧な執事のギルベルトさんがネズミが
苦手と知ったザップがオモチャをけしかけて

平然と処理した……と思ったら直後に淹れた
コーヒーに動揺が現れるのもいいですね。

続きはまたそのうちに。