昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

山口つばさ『ブルーピリオド』その4

第7巻、本日発売です!!

&祝!!マンガ大賞2020受賞!!

前巻で藝大に合格した八虎&世田介くん。

入学式会場まで付き添ってきた母親同士が
仲いいのがなんか和む……。

さすが藝大だけあって、講師・教授陣も
生徒たちもクセの強い人ばかりです。

浮かれる暇もなく、今までの努力が
無駄に思えるような出来事が次々に起きます。

受験時も、八虎の身も心も削られるような
気持ちを読者は追体験しましたが、

今度は「希望通りの場所に入れたはずなのに
足元がおぼつかなくなる」エピソードに
古傷を抉られた人も多いのでは?

美術関連でなくても
自分で選んだ部活や趣味、仕事などを
始めたばかりの時

(一体今まで何やってたの?)
(この程度なのに、何でコレやってるの?)

直接、あるいはそう言われてる気になって
目の前真っ暗になって……。

いやあああああああ(トラウマ発動中)

この作品はそういうものと向き合う
タイプの漫画なのです。

八虎が内心どうあれ、基本笑顔でいる
明るいキャラで本当に良かった……。

でないとしんどさが倍増するよこの話!

ところで今回、
教授のちょっとした一言にナーバスになる八虎を

世田介(もしかして俺が思ってたより
自己評価が低いのか……?)

そこからの

(あんな……俺より下手な教授の言葉なんかに
ショックを受ける必要なんかないのに。

あの人も泣いたりするのかな……)

ちょっ……うああああああ(萌え転がる

なんかものすごく大事な友達になってるね!!

浪人中の桑名さんも一つの挑戦を始めます。

経験値が圧倒的に足りない八虎。

予備校ではいつもトップで、高い評価を
得てきた分、変化が怖かったと言う桑名さん。

悩みはそれぞれですが、この時期は
望んでも望まなくてもいつもと違う
環境下にある人も多いでしょう。

八虎「人のことなんか気にすんな
なんて言えないけど

ほんとはなんだって
やっていいはずなんだよね

自分の人生
自分のものなんだから」

この台詞で色々思うところがあったら
ぜひ読んでほしい!!

みんな頑張れ!!