本日、第一巻発売です!!
『清少納言と申します』(19~)は
後の「清少納言」清原なぎ子が実は
男だったという、ブッ飛んだ設定の
コミカルな平安絵巻です。
時代モノをあえて現代風に置き換えることで
わかりやすく表現する+まさかの男清少納言と
一体どう転がるか気になる仕掛けです。
第一話で、なぎ子は橘則光
(たちばな のりみつ)と結婚。
則光は体育会系で言葉にすることが
苦手な、平安貴族としては生きづらい男。
ブラコン義理姉の光子が、
なぎ子への驚き役兼ツッコミ役として
話を動かします。
コミックスの表紙からそうなのですが服装が
十二単にネイル+サングラス(っぽい日よけ)!
当時からすれば非常識どころではないですが
光子に薫物と椿油の贈り物など、女性らしい
心遣いも持ち合わせています。
しかし、夫婦といいながら共寝して
いないことを弟に相談される光子。
どういうことか探ろうと後をつけるうちに
なぎ子と共に春の朝日を眺めることに。
「春はやっぱり あけぼのよ
これが見たくて ここまできたの」
朝の光景の美しさや率直に褒めてくれる
なぎ子にほだされ、素直に謝り
本心を語る光子。
ほんわかとオチがつく……はずでしたが
盗賊に囲まれた際、なぎ子が服を脱いで
男だと見せつけます。
(護衛が駆けつけるまでの時間稼ぎ)
当然、光子は女装の事情を聞きますが、
「あたしはあたしの生き方を
貫いてるだけ そう決めたの
あたしの中の“おひめさま”に……ね」
その後登場する幼なじみの残念イケメン・
藤原実方(ふじわらのさねかた)によって
なぎ子に既に亡くなっている姉が
いることが明かされます。
(多分今後も奴から情報が小出しにされる)
意味ありげに我が道を行くなぎ子ですが、
ある日、謎の幼女と運命の出会いをします。
なぎ子を男と見抜いた聡明な姫は「関白・
藤原道隆の宝物」の香炉のフタを落していきました。
彼女の素性はもしや……。
そして宝物を置いていかれても……!
というところで1巻は終わります。
これから続きが楽しみです!