昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『聖闘士星矢』魚座のアフロディーテ

本日3月10日は魚座
アフロディーテの誕生日です
めでたい!!!

というわけでアフロさんの話を。

アフロディーテは女顔+瞬に敗北した
こともあり、当時の男子たちの評価は
髙くありません。

更にTVアニメ版で作画に恵まれず、
カマっぽいナルシストのような演出を
付け加えられたのも不評の原因です。

原作アフロディーテ教皇派として
スタンスが一貫した、クールで
凛々しいキャラです。

「けっしてくるしむことはない
陶酔のうちに死ぬことが
できるのだよ」

「大人しく死を待て……
これ以上血は見たくない……」

敵であっても必要以上に苦しめたくない
性格であるのは、上記の発言から明らかです。

しかし教皇の命令に従わなかった瞬の師・
ダイダロスを粛清するなど、
クールに割り切ることもできます。

敵でも悪人でも攻撃をためらうお人好しの
瞬とは、対照的なキャラとして描かれました。

仇であるアフロディーテをネビュラストリームに
捕えている絶好の機会に

瞬「もし後悔しているのならダイダロス先生に
詫びてください。そうすればこれ以上は……」
(意訳)

もしアフロディーテが卑怯な性格であれば
「わかった詫びる」と嘘をついて解放してもらい、
直後に瞬に攻撃を加えていたはずです。

しかしアフロディーテ

「わたしはダイダロスを倒したことを
後悔もしていない わびるつもりもない」

教皇がいたからこそ 
大地の平和が今まで守られてきたのだ」

と、自分の信念を毅然と語ります。

結果的に敗北したとはいえ、最強クラスの瞬を
死の淵まで追いつめたことはもっと
評価されるべきではないでしょうか。

ちなみに私は魚座です。

 ところで魚座の由来はギリシャ神話の
美と愛の女神アフロディーテが姿を
変えたもので、彼女の象徴はバラです。

(西洋絵画では必ず添えられます)

だからその名を持つ魚座の聖闘士がバラを
手にしていてもおかしくないですし、
この当時、バラをくわえて登場するキャラも
珍しくはありませんでした。

それを毒のある武器として使う発想が神……。