本日、最終巻8巻発売です!!
遂に完結……。記念に語ります。
前巻ではマルゴがカトリック勢力のギーズ公に
味方したことで、兄王アンリ3世から
ウッソン城に幽閉されてしまいます。
直後、マルゴがかつて姉のように
慕っていたスコットランド女王
メアリ・スチュワート処刑の報せが……。
(このままでは自分も兄の気分一つで
首が飛ぶ)
嘆いている場合ではないと、
マルゴは生き延びる方法を考えつきます。
直接の自分の監視役であり、
城主のカニャックを誘惑。
虜にして彼の領地と城内での
自由を手に入れるのでした。お見事!
フラグがあったとはいえ3ページ即落ちとは
さすが恋多き女の面目躍如です。
「おとした」「おとしたぞ」って
感心してる侍女たちの反応が面白い。
(メタ的には、これによって情報が
マルゴの元に早々と伝わることになります)
そんなマルゴの元に、かつてギーズとの
間に生まれた子で
アンリ3世によってひそかに奪われ、修道院に
捨てられていたジャックが連れて来られます。
母と名乗ることができなくても、
彼が傍にいればマルゴは幸せでした。
しかしアンリ3世の気まぐれに翻弄され続けた
ジャックは、愛情を素直に受け入れる
ことができません。
7巻ラスト~8巻序盤では
ギーズ公が国王アンリによって暗殺され
「3アンリの戦い」の一角が崩れます。
悲嘆と混乱のあまり、マルゴはジャックに
出生の秘密を喋ってしまい、
彼に城から去られてしまいます。
ジャックはあるきっかけからアンリ3世に
近づき、彼に真意を問うのですが……。
この漫画では史実の暗殺者「ジャック・
クレマン」がマルゴの息子ジャックとなっています。
そんなことになっているとは知る由もなく、
兄暗殺の報せだけを聞いて
(これで自由になれる……)と希望に
満ちているマルゴが悲しい。
アンリ3世の死によってナヴァル王
アンリが勝者となりますが
プロテスタントが王になるのを
カトリック側が認めず、ナヴァルは
改宗して国王アンリ4世となります(史実)
続きます。