昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

桂正和『ウイングマン』その1

ウイングマン(83~)は書いたものが
実現する「ドリムノート」で理想の
ヒーロー、ウイングマンとなった中学生の
広野健太が、ノートの持ち主アオイと共に
悪と戦うSFアクション漫画です。

当時としては珍しい変身ヒーローものであり、
美少女たちとのラブコメ&お色気シーン含め
桂正和の作風を決定した作品と言えます。

84年に『夢戦士 ウイングマン
タイトルでTVアニメ化しました。
OPED共に名曲。

「チェイング!」「悪裂!ウイングマン!!」の
かけ声や決め台詞は今でもカッコいい。

第一話の健太はヒーローに憧れるあまり
授業中に自作のウイングマンの衣装で
登場しては、居眠りしている生徒を
おしおきするアホの子。

不真面目な生徒たちは授業が潰れるので
大絶賛、先生からは大目玉を喰らって
衣装も没収されます。

そんな学校帰りに空から落下してきたのが
謎の少女と奇妙な形のノートでした。

健太は少女とノートを家に運び、
彼女が意識を失っている間に
ノートにウイングマンを落書きします。

少女が起きた時、健太はウイングマン
変身していました……。

アオイと名乗る少女はディメンション
パワーという超能力を使い、
「ポドリムスから三次元に
ノートを消滅させに来た」と説明します。

彼女の故郷・異次元世界ポドリムスは
帝王を名乗るリメルによって支配されて
いました。

アオイは科学者の父親からノートを
託され、逃げてきたのでした。

アオイとドリムノートを狙って敵幹部
キータクラーが来襲します。

当初はろくに戦えず、失望するアオイでしたが
健太は自由な発想で新たな設定を書き加えたり、
レーニングで強くなっていきます。

 アオイが健太を信頼していく過程が
OPの二番そのままで実にいい……。

「背伸びしていたはずなのに
たくましくなっていくんだね
何故かちょっぴり見直して
ときめきなんか感じてる♪」

敵が現れると健太たち以外の人々と世界が
ぐるりと反転し、時間が静止するのが
異次元空間からの侵入者らしさを感じさせました。

続きます。

ウイングマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ウイングマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)