19話ではビーチャとモンドが
ルーとジュドーが怪しいと
グレミーをからかったりして、
この頃まではコミカル路線が残っています。
直後にジュドーがZZを手土産に投降して
きたのはタイミングが悪すぎた。
プルに抱きつかれてるジュドーに
グレミーがマジギレし、ジュドーは牢獄へ……。
この回でビーチャとモンドがアーガマに
戻ってきますが、ブライトさんは彼らの
言動を裏切りと思ってないことが
後にウォンとの会話から明らかになります。
若者にはよくあること、で済ませてくれる
ブライトさんの器のでかさに惚れます。
そして雰囲気がガラリと変わるのが
20・21話『泣き虫セシリア』前後編。
トーレスの幼なじみ、ウェイトレスのセシリアは
家族と移民船に乗る資金を稼ぐためにスパイを
引き受ける。
ゴットンの依頼でグラナダに寄港中のアーガマに
爆弾を仕掛けようとするが……。
というお話。
若い娘一人で大勢の家族を
養わなくてはならないとか
高圧的だが甲斐性がなさそうな父親とか
不器用で接客業に向いてないのに
他に就ける技術も学歴も持ってなさそうとか
そんな「不憫だがどこにでもいる普通の女性」が
「みんなを助けなきゃ」と使命感で行動した結果……。
たった二話のゲストキャラなのに妙にリアルで
重い設定と、後味の悪い結末が
忘れ難い印象を残しています。
ここからシリアス路線に入りますが
時々コミカルに戻る回もあって油断ならない。
グラナダから飛び立ったアーガマは地球を目指し、
アクシズ側もハマーン自ら地球へ向かいます。
以降はしばらく地球編。
降りる際にアクシデントがあり、
プルを切り捨てたグレミーと
必死に助けたジュドー。
これにより、プルは一層ジュドーに
執着することになります。
アーガマはアフリカの砂漠を通って
ハマーンが降りたダカールを目指すことに。
ダカールは前作『Zガンダム』でクワトロ大尉こと
シャアが演説した場所。
かつてシャアが世論をそこで世論を
塗り替えたように、今度は自分がアクシズの
色に染めたかったのでしょうか。
続きはまた後日。