昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

岩明均『寄生獣』その4

パラサイトの存在に気付いた人間側も
対策を講じはじめます。

まずは人々が疑心暗鬼に駆られないよう
メディアを使って

「口だけ頭」という

恐ろしい化け物がいることや、見分ける方法を
都市伝説を装って広めていました。

「髪の毛を引っこ抜いてみる」判別法は
抜けた髪がもぞもぞ動くのを目撃=
即座に死亡が確定するの、リスキーすぎない……?

あとその珍妙な名称は大真面目に
会議で決めたのか、名付けの経緯が気になる。

新一の気配がわかるようになり「島田秀雄」に
殺されるかもと読者を心配させたヤンキー娘の
加奈は無事に生き延びた……と思いきや

新一の気配と間違ってパラサイト共通の
「食堂」に入ってしまい、遂に犠牲に……。

新一は仇を取りますが、それは広川一派に
宣戦布告をしたに等しい行いでした。

更にその現場を私立探偵の
倉森に見られてしまい……。

咄嗟に探偵に襲い掛かるミギーを止める新一。

実は倉森は田宮良子(現在は田村玲子に改名)の
依頼で新一に張りついていたのでした。

※以降、田村玲子で表記します。

田村玲子は調査の打ち切りを通告しますが
倉森はかえって彼女を怪しむように。

新一は宇田さんとジョーの
助けを借りて倉森に接触

いきさつを打ち明けて、これ以上は
深入りするなと釘を刺します。

しかし倉森はバイトの青年に田村玲子を
尾行させてしまうのでした。

田村玲子と一緒にいた男「三木」によって
青年が殺され、新一も戦うことに。

寄生生物たちは田村玲子、「A」「島田秀雄」
「後藤」と無表情だったり怖そうなキャラが多い中
へらへらした印象の「三木」は異質でした。

「三木」は新一も殺そうとしますが
なんとか撃退。

しかし同じ体に三体いて、今一つ手足の
統合性がないのが欠点と思われた三木から
「後藤」が姿を現します。

三木は普段は「右手」でしかなく、
本来の統率者が後藤。

自分含む5体を完全に制御できるという
絶望感はすごかったですね……。

 この「数体くっついているのが常態」
なのが後の伏線となります。

続きはまた後日。

寄生獣(6) (アフタヌーンコミックス)

寄生獣(6) (アフタヌーンコミックス)