『天空戦記シュラト』ドラマCDでレイガが
ガイに向かっての一言。
「あんたに転んだあたしのファン、
返して、返して!!」
この台詞を聴いた90年頃でも
(そういえば昔は好きなモノ・キャラを
変えることを「転ぶ」って言ってたな……)
としみじみしたものです。
私がオタクの沼に片足突っ込んだのは
『ダンクーガ』や『聖闘士星矢』の頃。
(当時はアニメファンとかマニアと言われていた)
C翼ファンが星矢に鞍替えする際に
「転ぶ」という単語をよく聞きました。
つまり80年代後半までは使われていた
ことになります。
当時は転びキリシタンのように、
それこそ宗教を変更するような
悲壮な覚悟があったのでしょうか……?
80年代後半からは、星矢、トルーパー、
シュラト、サイバーフォーミュラ、幽白、
スラダン、ガンダムWなど
次々人気作が出てきたためか
「転ぶ」という大袈裟な単語は死語となり
オタク女子は「ハマる」という気楽な
ノリでジャンルを次々乗り換えていきます。
今だと「推し変」って言うのかな。
そういえばその頃は雑誌の投稿ハガキも
○○(キャラ名)命、とか
「××(作品名)ヨイショ!!」とか
今思うとすごく昭和な単語だ……。
(80年代のFRとかぱふでよく見ました)
伝説のファンレター「あーん、スト様が死んだ!」も
当時のオタク女子のテンションそのままです。
※念のため解説しておきますと、JOJO第二部で
ストレイツォが死んだことを嘆くイラストハガキが
コミックス巻末に載っていて、未だネタにされています。
世代じゃない人にとっては未知との遭遇だろうし、
同世代で属性の近い人は昔のノートが晒されてるようで
落ち着かない気分です……。
ハガキには「よいしょ本&FCつくろー!って
思ってたのに」(=同人誌)ともありました。
○○命は昭和のアイドルの親衛隊(死語)が
よく使っていたイメージですが
「ヨイショ!」の元ネタはどこなんでしょう?
ググっても「おだてる」意味だし、
あまりいいイメージないようですが……。