昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『秘石戦記ストーンバスター!』朝比奈潤

巷に金木犀の香りが漂うと、
大神健くんのことを思い出す……。

って去年も書いたので、今回は潤くんの話を。

容姿端麗、文武両道、優等生で性格温厚、
女子にモテモテで……という完璧超人。

ヒロインの小夜子に想いを寄せていますが、
彼女が好きなのは主人公の達比古。

サボり魔でスケベだが、決める時は決める熱血漢という
少年マンガの主人公らしいタイプ。
……つまり日常ではいい加減なアホと思われがち。

潤くんの両親は行方不明(考古学者)という事情から
両親同士が親友だった小夜子の家に同居してました。

達比古はそんな潤くんの前で親父さんとケンカ
しては「オレはこの家の子じゃないんだー」とか
無神経な発言してストレスを与えてそうです。

幼い頃、殺されかけたのはそういう経緯では?

また、一緒に暮らす家族同然の相手に
恋をするのはマンガではよくあること。

しかし小夜子の17歳の誕生日に
ダイヤの指輪と共にプロポーズとか

「おひめさまになりたい」という幼い頃の
夢をかなえてあげるために本当に城を
作っちゃうとかブッ飛びすぎ!

個人的に潤くんが本性を見せた回が大好きなので
再対決を楽しみにしてたのですが……。

一度達比古に倒されて死んだ(赦されるのに
ムカついて自ら心臓を止めた)潤くんが
生き返って病院を脱走した後、

どういう経緯で短期間で秘密結社の
トップになったのかは謎のままです。

※連載時は94~95年。時代的に
カルト宗教やオカルト流行期。

なので、元からある教団を秘石の力で
乗っ取ったのかも……。

しかしあのファッションセンス、
誰かツッ込まなかったの?

そして最も気になるのは
大神くんとの関係性。

彼の秘石『闇の金剛石』は相手を操る能力も
持ってますが、単純に洗脳しただけとは
思いたくありません。

達比古や小夜子が絡まなければまっとうな人格も
出るでしょうし、大神くんの「朝比奈さんは
特別」感はもう何ていうか……(悶え転がる)

本当に大好きな作品です。佐野くんに関してもいずれ。