巷に金木犀の香りが漂うと、
大神健くんのことを思い出す……。
って去年も書いたので、今回は潤くんの話を。
容姿端麗、文武両道、優等生で性格温厚、
女子にモテモテで……という完璧超人。
ヒロインの小夜子に想いを寄せていますが、
彼女が好きなのは主人公の達比古。
サボり魔でスケベだが、決める時は決める熱血漢という
少年マンガの主人公らしいタイプ。
……つまり日常ではいい加減なアホと思われがち。
潤くんの両親は行方不明(考古学者)という事情から
両親同士が親友だった小夜子の家に同居してました。
達比古はそんな潤くんの前で親父さんとケンカ
しては「オレはこの家の子じゃないんだー」とか
無神経な発言してストレスを与えてそうです。
幼い頃、殺されかけたのはそういう経緯では?
また、一緒に暮らす家族同然の相手に
恋をするのはマンガではよくあること。
しかし小夜子の17歳の誕生日に
ダイヤの指輪と共にプロポーズとか
「おひめさまになりたい」という幼い頃の
夢をかなえてあげるために本当に城を
作っちゃうとかブッ飛びすぎ!
個人的に潤くんが本性を見せた回が大好きなので
再対決を楽しみにしてたのですが……。
一度達比古に倒されて死んだ(赦されるのに
ムカついて自ら心臓を止めた)潤くんが
生き返って病院を脱走した後、
どういう経緯で短期間で秘密結社の
トップになったのかは謎のままです。
※連載時は94~95年。時代的に
カルト宗教やオカルト流行期。
なので、元からある教団を秘石の力で
乗っ取ったのかも……。
しかしあのファッションセンス、
誰かツッ込まなかったの?
そして最も気になるのは
大神くんとの関係性。
彼の秘石『闇の金剛石』は相手を操る能力も
持ってますが、単純に洗脳しただけとは
思いたくありません。
達比古や小夜子が絡まなければまっとうな人格も
出るでしょうし、大神くんの「朝比奈さんは
特別」感はもう何ていうか……(悶え転がる)
本当に大好きな作品です。佐野くんに関してもいずれ。