昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

長田悠幸 町田一八『SHIORI EXPERIENCE』

本日最新刊13巻発売!!
というわけで語ります。

(ネタバレにはご注意ください)

久しぶりなのであらすじを
簡単に説明すると

主人公の地味な英語教師・本田紫織は
突然アフロのヘンなおじさん幽霊
ジミ・ヘンドリクス)に
取り憑かれ

「27歳までに伝説を残さないと
死ぬという契約をした」と
言われます。

契約した覚えなどないのに、
実際に死んだ人を身近にして
紫織はワケあり生徒たちと共に
軽音部を立ち上げることに……。

 吹奏楽部部長だった光岡さんも
バンドに加わり、

プリンスくんや井鈴さんも
覚醒回を終え

13巻では遂に紫織たちに
ライブの順番が回ってきます。

今回の優勝バンドは有名アーティスト
『タピオカズ』のライブの前座が
与えられる大一番。

先に演奏した『BLACK BUS』の勝利が
確定したかのような盛り上がりの後、
全く無名の高校生&教師の部活動……。

観客は既に完全燃焼したつもりの
圧倒的アウェー感。

そこからの内容を一言でいうと

ぶちかまします

今までの全てを込めて!

ほぼ全ページ、クライマックス
シーンが続きます。

今まで読んできた人たちにとっては
まるで最終回のような熱さと
充足感を得られるでしょう。

今までも充分熱い話ですが
まだまだ彼らは止まらない!!

今までの彼らの楽しくも辛い
血と汗と涙の結晶が

ステージの上できらきらと
輝きを放ちます。

プリンスくん、序盤から痩せたわけでも
言動がそう違うわけでもないのに
めちゃくちゃカッコよく見える……!!

いつも貞子状態だった忍の髪が……!!

光岡さんのイメージの中で
すばる先生が……!!

前回も書きましたが、漫画で音を
表現するのは難しい。

しかし音の演出や、演奏に圧倒され
ノってくれる観客の反応が
素晴らしすぎる……!!

ライバルたちの事情や演奏部分が
長かったのも、このためだったか……!
と思えます。

そして「ヘンなおじさん」こと
ジミヘンの反応が……!!

言葉での説明ではもどかしい!!

ぜひ読んで、この鳥肌とこみあげる
熱さを共有してほしいです!!!