昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

菅野文『薔薇王の葬列』その4

最新刊12巻本日発売!!
というわけで語ります。

兄王エドワード4世の死により、
長男エドワードが次の王に。

リチャードは摂政として支えるはず
でしたが、王太后エリザベスは
リチャードを除こうとします。

リチャード側はそれを未然に防ぎ
ましたが、次の策略が……。

この「策略」回がこの巻です。
ネタバレなので詳細は書きませんが
かわりにバックストーリーを少々。

この物語はリチャードが王を目指す
お話ですが、女たちの戦いの
物語でもあります。

序盤ではランカスター家の
マーガレット王妃(超怖い)

戦死した夫の復讐のため、エドワード
(四世)に近づき、まんまと
王妃におさまったエリザベス。

エドワード王の女好きを利用して
あちこちで妙な動きをする自称魔女
ジェーン。

夫の王弟ジョージを王にしたくて
呪いまでかけたイザベル。

そしてランカスター家のエドワードと
一度は結婚したものの、

エドワードが処刑された後は
リチャードの妻となったアン……。

今回は彼女が決断を迫られます。

リチャードの王位まであと少し。

そのためには幼い王子たちを
排除する必要がありますが

主人公が悪役にならないよう
王子たちは暴君のクソガキです。

可愛い可愛いエドワードjrを
いじめる奴は許さん!!!

そもそも兄王エドワード4世が
性欲に負けてエリザベスの
言いなりにさえならなければ

忠臣だった宰相ウォリックの離反も、

ウォリックがランカスター家に
娘のアンを差し出すこともなく。

ウォリックの言うとおりに
フランス王女を娶っていれば
ランカスター家との戦の結末も
違うものになっていたでしょう。

ランカスターのエドワードだって
処刑まではされなかったかも……。

フランスの後ろ盾があれば
弟のジョージとリチャードに
野心を抱かせることも
なかったはず。

なんか腹立ってきたけど、
ヘンリー6世とどっちが罪が
重いだろう……?

不器用ツンデレなリチャードが
やっとバッキンガムにデレを
見せ始めているのに

不穏なフラグがてんこ盛り。
ああああ続きが気になるー!!

薔薇王の葬列(8)(プリンセス・コミックス)

薔薇王の葬列(8)(プリンセス・コミックス)

 

 

薔薇王の葬列(12) (プリンセス・コミックス)

薔薇王の葬列(12) (プリンセス・コミックス)