昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大場つぐみ 小畑健『DEATH NOTE』その1

『DETHE NOTE』(03~)は「名前を書かれた
相手は死ぬ」死神のノートを拾った主人公
夜神月(やがみ らいと)と、
彼の歪んだ正義を阻もうとする探偵L(エル)側
との推理合戦を描いた作品です。

06年に実写映画化、テレビアニメ化、
テレビドラマや舞台にもなった人気作。

先日新作のネームが公開されました。

基本頭脳戦がメインのはずの推理モノに、
死神や死神のノートというチートアイテムが
出てくるのが実にジャンプらしい。

序盤、月は高校3年生。全国模試1位の
優等生として描かれます。

ある日拾った黒い「デスノート
英語で使い方が書いてあり、最初はイタズラと
思って信じていないそぶりを見せます。

しかし元の持ち主、死神リュークが目の前に
現れた時は、内心ビビりながらも「待っていたよ」

この時点で犯罪者を何人も殺している
常人離れした神経の太さ……。

しかも理由が「退屈だったから」

リュークがノートをわざと落としたのも
似たような理由だったため、二人は意気投合します。

(でも決して味方ではない。あくまでリューク
面白がる傍観者の視点を崩しません)

 月の予想した通り、犯罪者が次々に死ぬとわかって
世の中から犯罪が減っていきます。

「救世主キラ」とネットやニュースで
話題になってご満悦。

「僕は新世界の神となる」
この台詞はそういう月らしさが
凝縮された名セリフです。

自分の正義を全く疑わないイカレ具合と傲慢さ、

犯罪者だけでなく、自分を調べに来たFBI捜査官や
その婚約者まで始末する冷酷さ。

いつもスカした態度なのに、負けず嫌いで
すぐ挑発に乗ってしまい
Lに関東在住だとあっさりバレたり、

高尚な理想を掲げながらも、ノートが見つからない
よう必死に小細工したりと

神を自称しつつも小者な部分もあり、理想主義者と
ゲスっぷりの両方持ち合わせているのが
実に人間味のあるいいキャラでした。

イケメンなのに凶悪な顔をする

「計画通り」のシーンは未だにネタに
されていますね。

続きます。