昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『輪(まわ)るピングドラム』

輪るピングドラム(11~)ウテナ
ユリ熊嵐の幾原監督作品。病弱な妹・高倉陽毬
(たかくら ひまり)を救うため
兄の晶馬と冠葉が運命を書き換えることができる
ピングドラム」を探す不思議なアニメです。

度肝を抜く華麗にしてシュールな演出、
クセになる挿入歌と用語、
てんこ盛りのメタファーなど
考察の尽きない作品ではありますが
まず最初に一言。

考えるな感じろ。

大雑把に説明しますと

序盤、三人で仲良く暮らしている中、
陽毬が水族館で倒れて死亡したはずが何故か
生き返ります。

ペンギン帽子を被った陽毬(中身は別人)は
「生存ー戦略ー!」と突然叫んで異空間に君臨し
拘束されて混乱する晶馬と冠葉に

「きっと何者にもなれないお前たちに告げる
ピングドラムを見つけ出せ」
と命令します。

 それが何かは説明せず、荻野目苹果
(おぎのめ りんご)という少女が
持っていることだけが手がかり。

晶馬と冠葉は彼女を探るうちに

苹果が兄弟の担任・田蕗桂樹(たぶき
けいじゅ)のストーカーで
日記帳に書かれた妄想を実行すべく
動いていることを知ります。

ピングドラム=日記と推測し、貸してほしいと
頼む晶馬を苹果は散々振り回すのでした……。

このアニメではデフォルメされたペンギンが
4匹登場します。

冠葉・晶馬・陽毬の傍らの青いペンギンには
1・2・3とナンバーがふられ、

後に登場する夏芽真砂子のペンギンは黒で
エスメラルダと名前がついています。

ペンギンたちは彼らの言動や気持ちを
コミカルに演じ、視聴者を和ませます。
(周りの人には見えない)

青ペンたちはゴキブリ退治しすぎ……。

前半ではわがままサイコストーカーと思われていた
苹果には別の目的がありました。

日記帳は苹果の姉・百果(ももか)の
形見で、百果は特殊な力を持って
いたことが明かされます。

そのため田蕗の婚約者・百合や真砂子も交え
日記争奪戦に。

最初のうちは謎だらけですが
話が進むと「そういうことか!」と
納得する瞬間が訪れます。

詳しくはまた後日。

輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]

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