昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

高橋よしひろ『銀牙ー流れ星銀ー』その3

舞台が今月から公開らしいですね。
記念に続きを語ります。(今回は決戦前夜まで)

総大将リキの「三か月で全国から男を集めてこい」
という命令により南下したベンと銀たち第一班。

司令官スナイパーの謀略やベンの失明の危機なども
ありましたが、順調に仲間を増やしていきます。

ところが北へ向かった仲間が全滅したとの報を受け
銀やベンの不在時に、モス率いる群れの一部が
救出へとルートを変更。

北の奥羽四天王率いる犬の群れと戦うことに
なります。(途中ベンも合流)

伝説の闘犬・紅桜を仲間にするため
その場にいなかった銀や赤目たちは後を追い、

ウィルソン・ジョン・ビルたちは
そのまま南下し、同志探しの旅を続けます。

説明が長くなりましたが、要するに男たちは
揃ったけど準備万端とはとても言えない状態でした。

しかし五班のテリーの無念の死と、その遺骸が熊に
喰われたことで敵対していた奥羽四天王が
味方につく流れはめちゃくちゃ熱いです!!

見事一つになった犬の群れが熊たちに
襲い掛かり、撃破します。

「ウオオオオーッ!!」「ガホホーーッ」など
犬と熊の唸り声や呻き声だけが数ページに渡って
続くのはちょっとシュールでもある。

その後ジョンたちが南から新たな仲間を
伴って戻り、

北海道から北見の白狼が群れを引き連れて
合流します。

そして遂に、リキの下に全軍が集う……!!!

これだけ強く風格漂う犬たちが揃ってなお、
リキが別格のカリスマだと伝わるのはすごい。

決戦の日は1985年9月上旬。

リキは本隊とは別に、赤カブトの牙城を背後から
突こうと単独で進み、同行しようとするベンを
「掟を破って妻を娶った」と突き放します。

リキなりの思いやりなのはベンにもわかる。
そして傍らには「許して」と泣くクロス……。
なんという浪花節の世界!

リキを追うベンの目に再びの異変、そこにスナイパーが
ベンを狙って現れ、盛り上がりに拍車を掛けます。

80年代ジャンプの勢いと熱さ、このテンション
たまりません……!!!!

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