たまには作品でなく歌の話を。
60~70年代はアニソンはアニメの
ためだけに作られたものという印象です。
タイトルやキャラ名、必殺技などが歌詞に入っており
アニメを観たことがなくても主題歌を聴けば
内容はだいたい分かりました。
劇場版の主題歌は有名歌手が歌うことも。
『ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)』
(78年)主題歌は三波春夫の「ルパン音頭」
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
(78年)沢田研二「ヤマトより愛をこめて」
劇場版『銀河鉄道999(The Galaxy Express 999)』
(79年)ゴダイゴ「銀河鉄道999」
『劇場版 スペースアドベンチャー コブラ』
(82年)松崎しげる「DAYDREAM ROMANCE」
いずれも名曲ですが、国民的歌手の
「オレ~はル~パンだぁぞ~♪」をリアルタイムで
聴いた人はどう思ったんだろう……。
80年代、杏里の『CAT'S EYE』が大ヒット(83年)
これ以降はアイドルの曲が増えた印象です。
『超獣機神ダンクーガ』(85年)
藤原理恵「愛よファラウェイ」
『機動戦士Zガンダム』(85年)
森口博子「水の星へ愛をこめて」
『がんばれ!キッカーズ』(85年)
西村知美「君は流れ星」
『あんみつ姫』(86年)
おニャン子クラブ「恋はくえすちょん」
『ハイスクール!奇面組』(85年~)
『ついでにとんちんかん』(87年~)では
おニャン子クラブのユニット「うしろゆびさされ組」や
「うしろ髪ひかれ隊」などが主題歌を担当しました。
名作劇場の『愛の若草物語』(87年)
新田恵利「若草の招待状」(14話まで)
『ピーターパンの冒険』(89年~)
ゆうゆ「もう一度ピーターパン」など
当時のおニャン子ブームの影響が伺えます。
『機甲戦記ドラグナー』(87年)
山瀬まみ「スターライト・セレナーデ」
この当時はまだまだアニメに合わせた曲が
多いのですが、次第に内容とそぐわない
曲も徐々に増えていきます。
続きます。