昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『魔人探偵 脳噛ネウロ』その2

ネウロネウロと弥子以外にも
魅力的なキャラが沢山登場します。

テンションこそ低いが面倒見がよく
有能な笹塚刑事と、
常にツッ込まれ続ける新人のパートナー
石垣刑事。

個人的にネウロが乗っ取ったヤクザ事務所で
働いていた元チンピラの奴隷2号、吾代さんが
お気に入りです。

オラついてるけど、可愛いとこありますよね。

コミックスのプロフィール紹介で
10歳まではあだ名が「仔猫ちゃん」で
11~20歳の頃は「狂犬」
21歳以降は「ハイエナ」って
何があった11歳頃……。

アヤ・エイジアの逮捕を弥子が差し出した
新聞記事で知り、ショックを受けた時の

「大好きだったのによォ……
社長に付き合わせてライブ二回も行ったのに……」

この社長は吾代さん登場時には既に殺されていて、
事件の謎を解いたネウロたちは事務所を
「貰って」います。

そのため回想シーンにしか出てこないのですが
ヤクザのフロント企業の社長と部下が
二人揃って女性歌手のライブ会場にいる姿を
想像するとじわじわ来ます。

(そもそもアヤの曲は「ひとりきりの人」を
魅了するように作られてるので吾代さんは……)

最初は弥子同様、強要されて仕方なくでしたが
望月建雄の調査機関に弥子が利用されかけ
早坂兄弟とやりあった後は

弱みを握った望月の会社へ出向し
意外な才能を発揮します。

凶暴なチンピラから全国規模の会社の重鎮へ……
世の中何があるかわからないものですね。

あと貴重なツッコミ役でもある。

また、笹塚刑事の同期で小柄ながら
優秀なツンデレの笛吹(うすい)刑事と

そのフォロー役でもある筑紫刑事も
いいコンビです。

(変換したら「尽くし」刑事と出たけど
だいたい合ってる)

笛吹さんはツン成分と上から発言が多い
ちょっとめんどくさい人ですが

コミックスのプロフィール紹介のカットで
ワイングラス片手にドヤ顔で将棋の駒を叩きつけていて

大局の相手:彼女(この直後フられた)

を見た瞬間、大好きになりました。

まだまだ語り足りませんが、
続きはまた近いうちに。

魔人探偵脳噛ネウロ 3 (集英社文庫(コミック版))

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