昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

とよ田みのる『ラブロマ』その2

ラブロマは星野くん&根岸さんだけでなく
他にもカップルが誕生します。

まずは星野くんの幼なじみ塚原くんと
根岸さんの親友・陽子ちゃん。

はじめてダブルデートした時から意気投合するなど
お似合いな感じでしたが

いざ「私たち、つきあってるの?」と陽子ちゃんが
質問した際、塚原くんが曖昧な返答をしてケンカに
なります。

二人とも周囲から一歩引いてクールに振る舞ってる分
照れくささもあって素直になれないのでしょう。

ホシネギコンビが何とかしようと空回りした
結果、いつの間にか仲直りしていました。

もう一組は序盤から星野くんに片思いしていた
凉子ちゃんと、その幼なじみのコースケくん。

コースケくん以外には極度にシャイな
凉子ちゃんは

すぐに言葉にも行動にもできる星野くんに魅かれますが
いつも返事は「諦めてください」

コースケくんは彼女のためにいつも協力してくれて
念願だった「星野くんが絵のモデルになる」ことを
了承させます。

凉子「なんであんなことしたのよ!!」
コースケ「凉ちんが好きだからだよ」

からの

コースケ「好きじゃなくってもいいよ
凉ちんの隣にいさせてくれよ」

凉子「あんたいっつも私の隣にいるじゃない!!」

コースケ「そーいやーそーだなー」

は名場面です。

そんなカップル未満な二組を心配した根岸さんが
また空まわって泣いたら

陽子「あんたが好き 自分の幸せだけ考えて」
凉子「そうですよ!!幸せになってください
私は……私達は欠点だらけです
でも……幸せになろうと頑張ってます!!」

と励まされます。

クールな陽子ちゃんと、口下手な凉子ちゃんの
台詞と思うと実に感慨深い。

他にも星野くんが一人で予備校に
行った際、寂しく思ってることに気づくとか

(本来、一人でも苦にならないタイプなのに!)

ちゃんと成長、変化も描かれます。

文字にしても伝わらないのがもどかしい!!
ぜひ実際にマンガ読んでほろっと来てほしい!!

明るくにぎやかで、転げまわりたくなるほど
初々しくて素敵なエピソードに溢れた作品です。

ラブロマ(5) <完> (アフタヌーンKC)

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ラブロマ 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

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