『Papa Told Me』は子供時代は知世ちゃんや
クラスメイトたちなど十代キャラの
学校や家庭の悩みに共感しますが
(親の過干渉・離婚・親との価値観の違いや
さかあがりができないことまで多岐にわたる)
大人になるとお父さんやゆりこちゃん、
北原さんなどの仕事や職場の人間関係、
親戚づきあいなどの悩みに
(そうだよね……)としみじみします。
むしろ分かりすぎてぐっさりと刺さったり。
個人的に3巻、宝石デザイナーになる夢を追って
上京しているゲストキャラのモノローグ
毎日ただこうして
自分勝手に
夢を見続けていることの
いいわけを
さがしているだけなのかも
しれないのに
は特にきました、その当時の自分に。
(でも それでももしかしたら)の後で、
彼女のデザインしたブレスレットを包んだ
リボンを髪につけた知世ちゃんとすれ違うのが
救いになってました。
大人になると言えば、昔はお父さんに色々
口出してくる親戚のオバちゃんたちを
嫌な連中だと思ってたのですが
大人になってから読むと「新聞社の新人記者が
インタビュー相手の有名画家の若妻と恋に落ち
(離婚まで待ったので不倫ではないらしい)
若妻の方は娘を産んだ後、数年で死去し
現在は人気作家で一人で娘を育てている」
という設定のお父さんが危なっかしく思えて
干渉する気持ちもわかるようになりました。
(だからって突然見合い相手を連れて来るのはないわー)
マンションの部屋の内装とか知世ちゃんのファッション、
雑貨や街並みに憧れたものです。可愛いんだコレが。
個人的に好きなエピソードは
髪ピンクのバンド青年まさおちゃんが捨て犬を助け、
最終的に知世ちゃんの友達の幸子ちゃんの家で
飼うことになるお話とか
知世ちゃんのはとこ、強くんと出会った際のお話。
(女装させるのも含めて)
有名女優があることをきっかけにホテル暮らしを
はじめるお話も忘れ難いですね。
確か断捨離とかシンプルライフみたいな言葉が
出る前だったので、印象に残っています。
他のお話はいずれまた。
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