『百獣戦隊ガオレンジャー』(01~)は
減少しつつある地球の生命力が原因で邪気が
発生、それによって出現した鬼(オルグ)を
パワーアニマルに選ばれた戦士
ガオレンジャーが倒すお話です。
スーパー戦隊25作目ということで、記念作らしい
他作品とのスピンオフや、
CGを駆使したパワーアニマルの画像、
「牙吠」「破邪百獣剣」などの
迫力ある書き文字が戦闘シーンに入るなど
様々な新しい試みがありました。
何しろ第一話で主人公の若き獣医、
獅子走(しし かける)がいきなり
他の四人に腹パンで拉致られ、
「お前がガオレッドだ」と戦わされる急展開。
当初の敵幹部はヤバイバとツエツエ(美女)の
どこか間の抜けたコンビなのですが
ガオレンジャー5人が戦いに慣れた頃に
強敵の新幹部「ロウキ」が登場し、大苦戦します。
ロウキ=狼鬼と書くと、どんなビジュアルか
伝わると思います。
角の生えた黒い狼なんてカッコいいに決まってる!!
しかしこのロウキ、実は先代ガオレンジャーが
悪鬼と共に封印された姿でした。
人間の姿に戻った先代こと大神月麿(おおがみ
つくまろ)は第6の戦士ガオシルバーとして
ガオレンジャーと共に戦うようになります。
このガオシルバーが玉山鉄二こと玉ちゃん。
外見は超イケメンな上に、最強の追加戦士、
更に千年前の人なので世間知らずから来る
ボケも多いという実に美味しいキャラでした。
また、序盤はレッドが戦いの初心者だったため、
自衛隊出身のイエローがリーダーの役割でしたが
シルバーが仲間になる前後でイエローがレッドに
リーダーを譲り、コメディリリーフに寄ります。
年下で負けん気の強いブルーと、ガタイはいいが
ちょっと気弱でブルーに頭の上がらないブラックの
仲良しコンビや、
最年少の紅一点・可愛くて気丈な薩摩娘のホワイト、
パワーアニマルの巫女テトムと皆、魅力的なキャラでした。
ガオブラックが後に「純烈」リーダーになって
紅白に出場するとか、世の中何があるかわかりませんね。