昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

こしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』

爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(94~)は
星馬(せいば)烈と豪の小学生の兄弟を主人公に
様々なライバルたちとのミニ四駆レースを
描いた作品です。

96年にはアニメ化もされ、大きいお姉さん方にも
大ブームとなりました。

序盤、烈と豪はミニ四駆研究者の土屋博士から
「セイバー」というマシンを貰い、

烈は「ソニックセイバー」と名付けた
コーナリング重視のテクニカルなマシンに

豪は「マグナムセイバー」と名付けた
スピード命のマシンを作り上げます。

ミニ四駆の改造でどこに重点を置くか?
という点だけでも、二人の性格が対照的で
あることがわかります。

烈は優等生でお小遣いの範囲内でやりくりし、
豪はすぐにお小遣いを使い果たして兄にねだる
やんちゃで負けず嫌い。

いつもケンカばかりの二人ですが、レースでは
時に助け合うのが少年マンガの王道で素敵です。

王道展開は勿論のこと、小学生向けとは
思えないほど大規模なレースに

ハイテンションな司会ミニ四ファイターの実況が
レースと物語そのものを盛り上げていました。

※なお、子供向けイベントにこんな予算どこから
出るんだとか、何でミニ四駆と一緒に並走してるの?
などは気にしてはいけない。

 

また、ライバルたちも実に魅力的で

個人的に鷹羽兄弟がお気に入りですが、
何故弟だけが「~だす」の語尾なのか

いくら父親が仕事で不在だからって
なんで兄弟でテント暮らし?など
ツッコミどころにこと欠かない二人です。

あと何といっても悪のミニ四駆研究者・
大神博士の元から指令を受けてやって来た
褐色の肌に金髪碧眼の少年・J。

 勝つことだけを重視したレース運びから、
烈&豪と出会うことにより

レースを楽しむようになるという熱い展開は
アニメ見ながら大泣きしました。

無口無表情のクールキャラだった子が
「うん、ぼく走る!」と無邪気に言ったところ
たまらんですよ!!!

 ツッコミどころ?それがどうした!?と
いわんばかりの畳み掛けるような勢いと熱さ、
今でも大好きです!!

爆走兄弟レッツ&ゴー!WGP ― 超速音楽集

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