昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

市川春子『宝石の国』その1

宝石の国(12~)は宝石たちが人の姿を
して暮らしている世界を描いたファンタジー
作品です。

17年にはアニメ化もしました。
原作未見の人もいると思うので、今回語るのは
アニメ版一期の内容に限ります。

主人公はフォスフォフィライト(以下フォス)
薄い青緑色(=薄荷色)のキレイな石です。

宝石たちは外見は10代後半~20代で、
性別はありません。

学校の制服のような服を来て、一つの建物に
集まって暮らしているため、本当に全寮制の
学校のようです。

「金剛先生」と呼ばれる僧侶服の人物の指導のもと
それぞれに役割を持っているのですが
フォスだけがまだ定まっていませんでした。

不器用でアホの子で、更に硬度3・5のため
先生の一喝で砕けるほどのもろさです。

※宝石だから、砕けてもつなげば元通りです。

この世界には仏の姿をした謎の「月人」たちが
雲に乗って定期的に訪れては、
宝石たちを月にさらっていくので

硬度の高い宝石たちの大半が戦闘員として
謎の侵略者たちと剣で戦っていました。

フォスも戦うことに憧れていますが
硬度3・5ではどうにもならず。

しかし海の生物・アドミラビリス王との
出会いによってフォスは結果的に
貝(アゲート)の足を得て俊足に。

更に流氷に腕を取られ、変わりに白金の
腕を得て戦闘力が格段に上がりますが

冬の間のパートナー、アンタークを
月に連れ去られてしまいます。

この時のアンタークの仕草と表情が
また泣ける……。

それはともかく、何かをなくしては
大きく変化していくフォス。

先の読めない物語に目が離せません。

アニメ版では宝石たちの
髪の色や切断面がCGならではの
美しさで描かれていました。

webラジオによると、宝石の足音は
硬度で変えているこだわりっぷりとか。

ちなみにパーソナリティは金剛先生役の
中田譲治さんでした。

先生の正体は謎のままでしたが
よく寝る&萌えキャラなのは確かです。

「すごいんだこれ ふわふわで」の
ジョージボイスの破壊力よ……。

次回に続きます。

鏡面の波(アニメ盤)TVアニメ『宝石の国』オープニングテーマ

鏡面の波(アニメ盤)TVアニメ『宝石の国』オープニングテーマ