昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

一条ゆかり『有閑倶楽部』その2

前回は悠里メインで語ったので、
残る5人&恋愛・友情エピソードを。

警視総監の息子・松竹梅魅録(みろく)
警察は勿論、不良や暴走族、ヤクザにも
顔の利く幅広い人脈と

無線やラジコンヘリなど機械にも
強く、腕っぷしも強い頼りになる男。

清四郎ですら負けて凹んだりしてるのに、
魅録はカッコよさを保ってますね。

なかなか恋愛話がないと思ったら
王女さまとのフラグが。

失恋で終わりましたが、両想いなのが
わかってただけに切ない……。

大病院の息子・菊正宗清四郎。
頭脳明晰で武道の達人。

子供の頃は頼りになる、カッコいい!だったけど
年上になるとスカしてるけど青二才なのが可愛く
思えてきます。

この二人と比べられる美童は分が悪すぎる……。

スゥエーデン大使の息子・美童グランマニエ
長い金髪のクォーター美形。プレイボーイの
設定ながら話が進むほどにフラれる回数が増える。

戦闘能力こそないけど、数か国語を操り、
テニスにスキーにダンスと
女受けのいい趣味では頑張ってます。

基本ヘタレですがたまに見せる根性が好きですよ。

おばあさんに惚れられて幽霊になって憑かれたり、
病弱な女の子が生霊になって迫ってきたり

KGBの怖い女工作員にいたぶられたりと
モテはするけど女運が悪いのもまた面白いですね。

清四郎の幼なじみで茶道家元の娘・白鹿野梨子。
おしとやかだけど芯は強い、理想の大和撫子だけど
怒らせると彼女が一番怖かったりします。

お嬢様というとほんわか天然タイプも多い中
基本ツッコミ役なのは珍しいですね。

宝石店オーナーの娘・黄桜可憐。
母一人子一人ということもあってか玉の輿願望が
強く、自分磨きを欠かさない。

でも案外純愛に憧れてたり、彼女の好みが
線の細い美形なのを考えると

結局、自力でバリバリ稼いで男を養う側に
まわりそうな気がします。

改めて読み返してみると、明るくエネルギッシュな印象が
いい意味で80年代っぽい。

とにかくタフでパワフルで人生楽しんでる
この作品が大好きです。