私が小学校低学年頃、つまり80年前後
子供向けのアニメで旅をする物語が
結構多かった気がします。
現実の世界(海外)を旅する話に限定しても、
『花の子ルンルン』(79~ 魔女っ子もの)
現代のヨーロッパを舞台に、七色の花を探すお話。
『ペリーヌ物語』(78~ 児童文学作品)
邦題「家なき子」の方が有名ですね。
時代は19世紀。ボスニアからフランスまで。
亡くなった父の故郷を目指し、序盤は母と共に
後に一人で旅をすることになります。
※関係ないけどこの2作の主題歌はどっちも
出だしが似ているため、
歌ってる途中で混ざるのが昭和の子供あるあるです。
「ルルルンルンルン ルルルンルンルン……」が
『ルンルン』
「ルンルン ルルル ルンルン」が
『ペリーヌ』
『母を訪ねて三千里』(76~)も
主人公の少年、マルコがイタリアから
アルゼンチンまで出稼ぎに行った
母親を探しに行くお話です。
『若草のシャルロット』(77~)は
実はフランス貴族の血を引く少女シャルロットが
カナダからフランスへ旅をします。
NHKアニメでは
『ニルスのふしぎな旅』(80~ 児童文学作品)
妖精にいたずらしたため小人にされた少年ニルスが、
がちょうのモルテンの背に乗って、ガンの群れと
スウェーデンを旅するお話。
ラップランドは日が暮れない時期があると
このアニメで知りました。
赤狐のレックスの口癖「やだね~」が
印象深いと思ってたら、千葉繁さんでした。納得。
『名犬ジョリィ』(82~ 児童文学作品)
主人公のセバスチャンと熊のように大きな白い犬、
ジョリィとが出会い、ピレネーを越えて旅をする
お話。
「なんでも二人ではんぶんこ♪」はいいですが
子犬のプッチーのことも忘れないであげて……。
やはりヨーロッパやアメリカ大陸が多いですね。
誰もが気軽に海外旅行できる時代ではなかったため、
作り手たちが、子供たちのために精一杯
いろんな世界を見せてくれていたのでしょう。
資料集めも大変だったろうになぁ……。
当時のスタッフさんたちに感謝です。
西洋の旅以外の話は、またそのうちに。