昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『はれときどきぶた』

はれときどきぶた(97~)は同名の
人気絵本をアニメ化した作品ですが……

どうしてこうなった

としか言いようのない、シュールでブッ飛んだ
ギャグアニメになっています。

原因は監督:ワタナベシンイチ
シリーズ構成・脚本:浦沢義雄でお察しください。

原作では、小学三年生の主人公・畠山則安
(はたけやま のりやす)が日記に描いたブタ
はれぶた」が現実世界に現れ、

はれぶたが人の頭を吸うと、その人が考えていることが
具現化するという設定で、それはアニメでも変わりません。

しかし、キャラクターはオリキャラも交えて
強烈かつ濃厚に作られており

丸顔の主人公・則安くん(あだ名は十円安)だけは
「やれやれ」系のツッコミ役なので
比較的大人しいものの、

幼児とは思えぬ辛辣な発言をする妹・玉ちゃんや

「わーたしーは美しいー♪」と自分大好きな
則安くんのクラスの担任教師・和子先生、

個人的に大好きすぎて口癖の「無駄に」が
うつってしまった武蔵小金井くん、

解説兼ツッコミのお天気おねえさん、矢玉アナなど

原作を知らなくても「絶対コレ元の絵本と
違うやろ……」と断言できる奇人変人が
揃いも揃っていました。

おススメはミュージカル回。
はれぶた ミュージカル回」でググる
笑顔になれます。

本来はインストのBGMに歌詞をつけ、
各キャラクターが歌い踊るという
カオスを極めた回です。

一言でいうと「家庭訪問」なんですが
序盤からくるくる回りながら踊ってた和子先生が

いつの間にかアラビアンナイトの踊り子みたいな
扮装になって象に乗り、
似た格好の生徒たちを従えて畠山家を目指し

則安ママも、マリー・アントワネットも驚く勢いで
髪を盛りに盛り、ゴージャスなドレスを着て待ち受け

最終的に水着になって女子プロレスが始まります。
ここの松井菜桜子VS三石琴乃は最高です!

あと則安パパは和子先生に会える喜びで
職場を突き抜けて巨大化します。

いや本当にこのまんまなんですよ!!

観てると元気の出る、素晴らしいアニメでした。

はれときどきぶた ― オリジナル・サウンドトラック (2)

はれときどきぶた ― オリジナル・サウンドトラック (2)