昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

柴田亜美『南国少年パプワくん』

南国少年パプワくん(91~)は
謎の島パプワ島に流れ着いた青年・シンタローと
島の住人で不思議な力を持つ少年・パプワくん&
愉快なナマモノとの交流を描いたコメディ作品です。

序盤はギャグ中心でしたが、次第にシンタローが
父親のマジック総帥から盗んできたお宝、
秘石の秘密やそれを巡るバトルがメインになります。

92年にアニメ化しており、
玄田哲章さんがオネエ口調で喋る
巨大カタツムリ・イトウくんのインパクトは
強烈でした。

人間の足(スネ毛+網タイツ)が生えた魚・
タンノくんと揃って迫ってくるんだから
そりゃ眼魔砲でなぎ払いたくなる気持ちもわかる。

シンタローと秘石を奪還するため、マジック総帥の命令で
様々な刺客がパプワ島に送り込まれますが
いずれも返り討ちに遭います。

東北ミヤギ、忍者トットリ、祇園仮面アラシヤマと
今ならご当地ゆるキャラに使われそうな
ネーミングの残念なイケメンども。

更にシンタローの従弟、アホの子グンマと
グンマを溺愛する世話係のDr.高松。

私の周りにはやけに熱烈な高松ファンが多く

(あの鼻血男の何がそんなに刺さったのか……?)
未だに謎です。

シンタローの美しき叔父さま・サービスと
危ないパパ・マジック総帥。

速水奨さんボイスで「お帰り、坊や。
パパだよ」は強烈でしたね。

速水さんが歌うキャラソン『マジックの憂うつ』は
要約すると「シンちゃん早く帰っておいで」
ですが、

本当にノーマルな親子愛なんですか……?

歌の途中の間奏で

「ねぇシンちゃん、パパとサービスどっちが好き?」
「え!?何だって、よく聞こえなかったなぁ!」

という台詞が入るのですが
ライブで速水さんが歌う際は

ちゃんと「パパー!!」と叫ぶ、
訓練された速水さんファンたちであったとさ……。

 

後半はシリアスな展開が増えますが、序盤からの
キレのいいツッコミと、濃いキャラたちの
カオスなやり取りは変わりません。

TVアニメ版はおじさま登場辺りで終わったのが
本当にもったいない……。