現在アニメも放送中。明日OPシングル『ミッション!
健・康・第・イチ』発売です(ステマ)
『はたらく細胞』(2015年連載開始)は
赤血球・白血球・血小板・キラーT細胞・
マクロファージなど細胞が美男美女に擬人化され、
人間の体内を「職場」として、雑菌を退治したり
栄養分や酸素を届ける「仕事」をしているという
学習マンガ的な発想のマンガです。
主人公は方向音痴だけど仕事熱心な赤血球の女の子。
トラブルが起きなければ赤血球が酸素を運ぶだけ、
白血球がパトロールするだけになるため、
話の都合上、本体(?)はあらゆる困難に見舞われます。
彼らの活躍で未然に防がれたものは除いても
スギ花粉症、インフルエンザ、寄生虫アニサキス、
熱中症で輸液注射、大量出血で輸血を受ける羽目に。
……本体さん、大丈夫ですか……?
個人的に白血球さんの、普段は優しいお兄さんが
雑菌を前にするとバーサーカー化するギャップが好きです。
仲間同士だとやり取りがほのぼのしてるのもいい。
17歳のお姉さまがハマり役のマクロファージさん、
本物の姿は確かに膨らんだスカート姿に
見えるかも?
この本を読むと、
1;自分の体を大切にしようと思う。
2;生物学の本を読むのがより楽しくなる。
例えば先日読んだクリスティー・ウィルコックス著
『毒々生物の奇妙な進化』より抜粋。
【世界で最も猛毒な昆虫の一つ、
「ベネズエラヤママユガ」の幼虫に刺されると
血小板を使い果たし、出血が止まらなくなる】
こういうのも、『はたらく細胞』を読んだ後だと
「な……何て恐ろしい!!
あんな可愛い血小板ちゃんになんてことを!!!」
という反応になります。
『ヘタリア』もそうですが、マンガ単体でも
面白いだけでなく、他のジャンルに興味を広げてくれる
作品というのは本当にありがたいですね。
これを読んでくださっている皆様も、
くれぐれもお体大切に。