昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『銀河旋風ブライガー』

今月のホビージャパンの表紙が
『ブライガーでした。驚きと喜びに打ち震えつつ
語りたいと思います。

銀河旋風ブライガーは82年放送、
J9シリーズ第一弾。

簡単に言うとSF版『必殺仕事人』

時代は2111年、既に人類は宇宙に進出しており
コネクションと呼ばれる複数のマフィアが
のさばる無法地帯で、

悪を裁く宇宙の始末屋「コズモレンジャーJ9」が
お呼びとあらば即参上!!なお話。

頭脳派のクールなリーダー、
「かみそりアイザック

射撃の達人、戦闘担当の二枚目
「ブラスター・キッド」

メカ担当でお茶目な「飛ばし屋ボウィー」

ナイフ投げと銃器・爆薬に長けた紅一点
「エンジェルお町」
ボンバー・ギャルという響きがとても懐かしい。

&オペレーターやメカニックを担当する
シンとメイはアイザック
引き取られた孤児の姉弟

アイザック代理人として依頼人と会ったり
時には敵とも通じる曲者おっさん、ポンチョ。

メインはこの7人です。

 

『ブライガー』の特徴はみんな全力で
カッコつけてることと、明るいノリなこと。

この当時、『ヤマト』ガンダム
他の東映ロボットアニメなどもみんなシリアス
寄りで真面目な作品が多いんですよ。

そんな中、常にユーモアを忘れない
親指立てて笑顔で「イエーイ!」な
『ブライガー』はものすごく新鮮でした。

ムック本か何かでアメリカの探偵ドラマ
『サンセット77』を参考にしているとあったので、
アメドラの雰囲気が入っていると思えば納得です。

『仕事人』が元ネタだけに、依頼人
大事な家族や恋人が惨い死を
遂げていることも結構あります。

それでも彼らは湿っぽくならない。

「善人を泣かすような奴らに情けは無用」
(BYアイザック)の一言で、

命乞いする悪人どもを容赦なく退治するのも
小気味よい。

天才アニメーター金田功さんによる
「金田アクション&金田エフェクト」が
存分に仕込まれたOPは今なお
高く評価されていますね。

トランペット多めの哀愁漂うBGMも
殺伐とした世界に相応しく、

山本正之の匠の技が光ります。

 

『ブライガーに出会ってなかったら、
多分私もここまでオタクにはならなかったかも……。

私の(オタク)人生の始まりであり、
特別な作品です。