ネットニュースで「移動する惑星」というのを見て、
『サスライガー』のサン・オブ・ジュピターを
思い出したので、今回はサスライガー話を。
『銀河疾風サスライガー』は83年のJ9シリーズ第3作。
簡単に言うとSF版『80日間世界一周』です。
カジノでバカ勝ちしていたI・C・ブルースは
カジノ元締めのマフィアの親分に
「50日間で50の惑星を周れるか」
という賭けを持ちかけられ、
仲間たちと共に旅に出ることに。
その場に居合わせた新聞社オーナーが見届け人となり、
ブルースが惑星のどこかにサインし、それが記事に
なることで条件クリアとなるルール。
マフィア側もあらゆる妨害をしかけてくるため、
彼らが乗る汽車J9-Ⅲ号がサスライガーに
変形し、戦いながら惑星を巡るロードムービーです。
サン・オブ・ジュピターは対象の50の惑星の
一つで、諸事情により移動する星でした。
1930年頃のアメリカ禁酒法時代を舞台背景の
モデルとしており、全体的に明るいノリの作品です。
BGMを担当した久石譲さんの軽快なジャズが
またいいんですよ。
OP間奏のギターソロもたまらん……!
ブルースは徹底してキザな男なので、言動は勿論、
サインの場所とか方法とか、粋なんですよね。
カジノのバニーガールに親指でピンと弾いたコインを
渡して「きみ、(見物人の)皆さんにシェリー酒を」
って言うのがめちゃくちゃカッコ良かったのです。
大人になったらシェリー酒を飲んでみたい!と
この頃からずっと思ってまして、10年以上待って
それが叶った時は本当に嬉しかった!
ジャズにシェリー酒、カジノなど大人の世界を
垣間見せてくれた作品でした。
女性メンバーのバーディが、Jのアルファベットの
ついた金のアクセサリーを「ガンバ、ガンバ♪」と
言いながら打ち鳴らす場面も、とても印象に残っています。
今ならアレ絶対に商品化してるんだろうなー。
いや、今からでも遅くない。作ってほしい!!