当時は何気なく使われているものでも、
今見ると実に時代を感じさせるマンガの中の小道具を
語ろうと思います。
『エースをねらえ!』1巻でひろみと藤堂先輩が
ぶつかった拍子に双方のカバンの中身が散乱、
ひろみの筆箱に藤堂先輩の鉛筆が混ざって
届けに行くことに。
『リングにかけろ』でも中学に入学した
竜児がお祝いに貰った鉛筆をわざと折られ、
温厚な彼が胸倉つかんでキレるエピソードがあります。
2作とも70年代で、当時は中高生が鉛筆を使うのが
一般的だったんですね。
のむらしんぼ『とどろけ!一番』(80年連載)
でも鉛筆使用でした。
掲載誌がコロコロだというのを差し引いても、
あれはシャーペンだとサマにならない気はします。
※知らない人は「元祖二枚返し」で画像を
ググってみましょう。
富沢順『ガクエン情報部H.I.P』(84年連載)には
シャーペンが武器の元スケバン“シャーペンの遊子”と
いうキャラがいます。
以降はもう中高生はシャーペンですね。
『奇面組』アニメEDでも唯ちゃんが普通に使ってます。
80年代半ばまで私は小学生で、学校でシャープペンシルを
禁止されてました。
ということは、小学生でも使おうと思えば使える
くらいには身近なものになったということです。
今でも小学生のうちは鉛筆みたいですね。
諸事情あるとはいえ、学校関係が
一番アナログのままなような。